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続・とある物産展(理沙すとーりー)中 店を出ると猫バスのようなかわいいバスが停まっていた。 バスの前には小柄で、髪をおさげにしているかわいらしい先生が頭を下げている。 私もそれにつられて頭を下げる。そして、あいさつをしてバスに乗り込む。 この小柄な先生は長山奈美、歳は21で私と同じ。 昨年、短大を卒業して先生として一年生とココまで聞いて、 じっくりと彼女の顔を見てみる。 大人になり綺麗になっていてすぐには気付かなかったが、私が知っている顔。 中学生のときのクラスメイトだった。 久しぶりの再会?ではあるが赤鬼の着ぐるみを着ているので、私とはわからない。 着ぐるみを着ているのも恥ずかしかったのもあり、とりあえず黙っておくことにした。 保育園に到着し、園児たちに見つからないように建物内へ案内される。 園長先生と今回店長に依頼した先生に挨拶をして準備する。 準備といっても簡単な打ち合わせだけであるが。 園児たちのいる部屋に入り少し脅かして先生の合図で豆まきをするので、 それを嫌がりながら部屋を出て行く。 それを2クラスしてほしいということだった。 あと悪がきたちを奈美先生が連れてくるのでお灸をすえてほしいというのもあった。 部屋にはいると泣き出す子供がほとんどだが、中にはビビリながらも 蹴ったり叩いたりしてくる子もいた。 小さいくせになかなか痛い。先生の合図で豆をあてられて撤退する。 中にはハイレグレオタードの中に豆を入れてくる悪がきもいる、 捕まえてやると半べそを掻きながら必死の抵抗をみせる。 最後にお灸を据える子供たちを3人、奈美先生が連れてきた。 先ほどの悪がきの姿もある。 子供たちは私の方を見るが怖がっているようで、奈美の後ろに隠れてしまう。 子供たちに近づきながら、「もう悪いことはしないかぁ~」と声色を変えていうと 小さな声で「ハイ」と泣きじゃくりながら答えた。 あんまり怖がらせても可哀想なので引き上げた。 帰りもかわいいバスで店に送ってもらう。 車中で奈美から着ぐるみに入っていて暑くないかとか体力がないとできないか などの質問攻めにあった。 奈美があまりに質問してくるので、着ぐるみを着てみたいのか聞いてみた。 すると、保育園のイベントの時だけでも着ぐるみを着て園児たちを 喜ばせてあげたいということだった。 それならどんなイベントでどんな着ぐるみがいいのか私に言って。 私の彼氏がこの着ぐるみも造ったので、奈美ちゃんのも頼んでみるよ、友達だもの。 話に夢中になり普通に喋ってしまった。 奈美は「ずっと、聞いたことのあるような声で喋り方もどこかでと思ってたんだけど、 もしかして理沙ちゃん?」 奈美の鋭さに驚いているリアクションで完全にバレてしまった。 正直に打ち明けて連絡先を交換して、着ぐるみについても全面的に 協力することを約束してから、店まで送ってもらい別れた。 なんか久しぶりに話せて良かったなぁと余韻に浸っていたのも束の間。 店にはすでに写真撮影の行列が店の外まで延び始めていた。 休憩する間もなく、店長に引っ張られて店の奥へ。 昨日の悪夢の再来かと思いながら店長についていく。 今日も昨日に引き続きエロチックなポーズをさせられて写真撮影は続くが、 8時くらいにお客さんは引いてしまった。 9時前には着替えて店を出ることができた。 節分当日はみんな家で過ごすのかなぁと思った。 私も店長からご褒美にもらった2つの恵方巻きを持って崇の待つ家に帰った。 家に帰り2人で恵方巻きにかぶりつき堪能していたが、先に食べ終わった崇が 奥の部屋からダンボールを抱えて戻ってきた。 ダンボールを開けるとビニール袋の中にチョコレートのようなものが入っている。 ビニール袋からそれを取り出すと部屋に甘い香りが広がる。 広げられたものは香りからもわかるようにバレンタイン用の着ぐるみ。 崇は「どう香りつけてみたんだけど」と少し自慢気だったが、今日はようやく 赤鬼の着ぐるみから解放されてホッとしていたところだったので、 すぐに着てみてと言われるのが恐くて答えに戸惑っていた。 着ぐるみを着るのは好きだが今日だけは遠慮したかった。 私の返事が気に入らなかったのだろう、崇はいつもより強い口調で、 「じゃあ、着てみようか」と私に着るように促す。 私は断りきれずに試着することになった。 食べかけの恵方巻きをテーブルに残して、 崇に言われるまま隣の部屋でゼンタイに着替える。 ゼンタイ姿で部屋に戻りバレンタインの着ぐるみを着ていく。 この着ぐるみにはかわいらしいアニメの女の子の顔、身体になっている。 ただ、色は単色でチョコレート色をしている。 衣裳は桜井さんが作製中ということだった。 オタク受けしそうな感じはするが、今回のターゲットは女性なのになぁと思ったが、 崇の機嫌を損ねると、また着ぐるみのままどこかに放置されかねないので黙っておいた。 崇は私に「赤鬼のときみたいに裸で着る方が気持ちいいか」と聞いてきた。 また着替えがなくて着ぐるみのまま帰らなければならなくなったら困るので、 頭を振って「このままでいいよ」と答えた。 ゼンタイと着ぐるみを着た状態では、崇がどんな表情をしているのかわからなかった。 「チョコレートの香りがしてすごく雰囲気が出ている」と崇に伝えると、 声から満足していることがわかった。 喜んでいる崇に着ぐるみを脱がせてもらい、 ゼンタイのまま携帯を見ると奈美からメールが来ていた。 そこには今日のお礼と園児たちを喜ばせるための着ぐるみについて書かれていた。 すぐに崇に相談に行くと、着ぐるみを着る奈美に直接会って話をすると言い出した。 まあ、勝手に造るとグロテスクなものが出来上がっては、園児たちを喜ばせるどころか 怖がらせてしまいかねないので奈美に会わせることにした。 私がゼンタイを脱いで着替えようと立ち上がろうとする腕を掴まれて抱き寄せられる。 久しぶりに抱いてくれるのかと思ったが、 崇の後ろに準備してあった布団圧縮袋に無理やり入れられてしまった。 必死に拒もうとしたとき、「友達の着ぐるみをがんばって造るよ」と言われて抵抗できず、 そのまま圧縮されることに。 掃除機で私の入っている空気はどんどん抜かれていく。 恐怖感もあったが、同時にどうなるのかそしてマゾっ気が私をワクワクさせる。 次第に身動きもとれないくらい空気が抜かれて掃除機が止まる。 手も足も身体も袋が纏わりついて動かすことができない。 ゼンタイと袋越しではあるが、崇を見ると圧縮した私の写真を撮っているようだった。 1分も経たないうちに苦しくなり、出して欲しいと懇願するが、 今度はビデオカメラで動画の撮影を始めた。 袋を破って脱出しようと爪を立ててみるが、 ゼンタイを着ているので滑って破ることはできない。 最後の力を振り絞り叫びながら全身を動かすがどうにもならない。 次第に力も抜けて、気が遠くなっていく。 気を失っていたようで、気が付いたときは圧縮袋から半分出された状態だった。 ゼンタイからも顔だけは出してくれていた。 気が付いた私を崇は優しく抱きしめてくれた。 数日後、桜井さんから完成した衣裳を手渡された。 中身を取り出して見てみる。 衣裳は真っ赤なエナメルでできたヒラヒラのミニスカートのついたワンピースだった。 普通にこれを着ろと言われたら恥ずかしくて絶対に着られないと思った。 渡された衣裳を持って帰り崇に渡す。 崇から「お風呂にはもう入ったか?トイレには行かなくていいか?」などの質問があった。 家でも着ぐるみに長く着ていてということなのかと思い特に気には留めていなかったが、 このあとたいへんなことが私の身の起きることになる。 しばらくすると急に眠気が襲ってきて、そのまま眠ってしまった。 気が付いたとき、小さな穴から光が差し込んでいる。 うっかり寝てしまいもう朝なのかと時計を探そうと手を動かすが動かない。 動かないのは頭も足も動かすことはできなかった。 耳を澄ますと人の声が聞こえる。 その声は知っている声、美優に直樹、それに店長だとわかった。 なぜか家で寝ていたはずの自分が店にいる、どうなっているのか状況が全く飲み込めない。 しかも身体が暑い、このことから今自分は着ぐるみを着ていることはどうにか理解できた。 しかし、身体が動かせないのはどういうことかわからない。 冷静になって考えようと自分を落ち着かせるようとすると、 今まで気付かなかった甘い香りがする。 この甘い香りで自分が崇に眠らされているうちに、 着ぐるみを着せられて店に運ばれたことを理解した。 そのときなにやら紙を破るような音、続いて身体を揺するような感覚がする、 そして眩しい光が射し込み新鮮な空気が入ってきた。 目の前には驚いたような3人の覗き込む顔があった。 直樹に腕を掴まれて前へ引き上げられると、ようやく身体を自由に動かせるようになった。 やっと身体が自由になり自分の今の状態を確認してみる。 鏡を見るとそこには笑顔のアニメキャラの顔があり、 以前崇が試作品として持って帰ってきたものそのままだった。 衣裳は先日桜井さんに渡されてもって帰ったものだが、 いつ私に着ぐるみと衣裳を着せたのかわからない。 それに自分が梱包されていたのだろう、周りには梱包のゴミが散らばっていた。 訳がわからない私に直樹がこれまでの状況を説明してくれた。 出勤してきたら店の前に大きな包装された箱が置いてあり、宛名は店長になっていた。 それで店の中へ運び込んで、店長が来てから包装を開封すると、 中に箱があり開けてみると、透明のプラスチックの型に入った銀紙に 包まれたチョコレートを連想させるようなものが出てきた。 その銀紙を破っていくと甘い香りとともにアニメキャラのチョコレートが出てきた。 銀紙を破っている途中で、アニメキャラのチョコレートが動き出したのには驚いたが、 中に理沙が入っていると分かり必死にもがいているので引っ張りあげたということだった。 よくよく思い返してみると急に眠くなったことを思い出した。 そして、普段崇がしないような質問をした理由がわかったような気がした。 崇は私を眠らせたあと、全裸にして、チョコレートのようなアニメキャラの着ぐるみを 着せて、さらに桜井さんの作ってくれた派手な衣裳を着せたようだ。 しかもそれだけではない、ご丁寧に着ぐるみを着た私を銀紙に包み、 箱にまで入れて運ぶというこだわりように、怒りを通り越して呆れてしまった。 もっとも店長はそのこだわりを気にいったようだった。 美優からはかわいいと高評価だった。 そして苦しいなかったのと質問されて我に返り、無性にトイレに行きたくなった。 着ぐるみが一人で脱げないことも考え、早めにトイレに向かう。 トイレに入り派手な衣裳のミニスカートをめくると赤い私のショーツが履かされていた。それを下ろすと前に着ぐるみを着たときにはなかった穴が開いている。 指を入れてみると、自分の恥部を誰かに触られているような感じがする。 間違いなく赤鬼の着ぐるみと同じ作りだとわかった。 トイレを済ませて、ショーツをあげようとして気付いた、 着ぐるみの上から履かされていたので、伸びてしまってもう使えないことに。 トイレから戻ってくると店長が「早速で悪いんだけど、店の前でチョコのPRお願いね」と。 店の外に行くと直樹と美優の2人で机を置いたり商品を並べたりして準備をしている。 私が行くとあとお願いしますといって店の中へ入っていってしまった。 店の中を見てもお客さんもいない。 そんなに急いで戻らなくてもいいのにと思いながら通りを通る人にPRをするが、 通りもまばらだった。 しばらくすると店の中から台車に乗せられてくる銀色の四角い物体が。 板チョコのような模様が銀紙の上からでもわかった。 中に誰が入っているのだろうチョコレートに厚みがある。 台車で運んできた直樹が、板チョコをポンポンと叩くと、 板チョコは台車から降りようとぎこちなくヒョコヒョコと動き出したが、 次の瞬間前から倒れてしまった。銀紙が擦れる音をさせながら板チョコは立ち上がろうと4つの角を動かしている。 直樹がすぐに起こして無事に立ち上がることができた。 立たせてもバランスが取りにくいようで前後にふら付いている。 私も倒れないように支えると着ぐるみの中から 「理沙ちゃん、ありがとう。がんばるからよろしくね。」と。 その声は桜井さんだった。 直樹が店に入っていき、美優に指を指してなにやら言い合っているのが見えた。 2人が揉めていたのは桜井さんには板チョコの着ぐるみは厳しいからお互いがお互いに入れてと言い合っていたようだった。 桜井さんは少しして慣れたのか、板チョコの右上の角を振ったり、 お辞儀をしたりしてお客さんに注目してもらえるようにがんばっていた。 そのうち暑くなってきたようで私に寄り添うようにして、 暑いから銀紙外してほしいといってきた。 銀紙を外しても変わらないように思ったが、私は適当に上側を外した。 すると本当に食べかけの板チョコに見えるようになった。 その日は無事に終わったが帰りが問題だった。 着替えは置いてあったが、下着までは準備していなかった。 それでも着ぐるみのままで帰るよりはいいだろうと思い、 着替えて帰ろうと部屋を出ると店長が少し残念そうな顔をしていた。 店長は今回も着ぐるみで帰ってもらい、宣伝効果を期待していたようだ。 そんな店長に挨拶をして駅へ向かう。 駅へついて気付いたことが、財布も定期券もない。 歩いて帰るには家までは遠すぎる。 店に戻り店長にお金を借りようと戻りかけたとき、 ちょうど車で通りかかった崇に声を掛けられた。 崇は今朝、車で梱包した私を運んで、そのまま出かけたようだった。 私は車で帰れると思いホッとした反面、酷い扱いをされたことを思い出し、 フツフツと怒りが込み上げてきた。 車に乗るとすぐに崇に食ってかかったが、 当の崇はわかったわかったといった感じで取り合ってくれなかった。 それより今から行きたいところがあるからと話題を変えられてしまった。 崇が行きたかったところは撮影スタジオだった。 夜間の撮影があるので、勉強のため紹介されたのだという。 今は特撮もので『巨大昆虫観察3』というシリーズものの第三弾。 昆虫をモチーフにしたマニアックな着ぐるみがあったりするらしい。 崇についてスタジオに入ると、崇は知り合いの佐々木さんに挨拶を してセットを案内してもらった。 セットは公園のようになっており遊具なども忠実に造られている。 それよりも気になるのはその公園にある7つのグレーの玉。 その玉は私の腰ほどの高さがあるが、大人が入れる大きさではない。 よーいスタートの掛け声とともに撮影が始まると、7つの玉が開いて中から脚がでてきた。 それはまるでダンゴムシのようであった。 そのダンゴムシたちは次々に遊具にぶつかったり乗りかかったりして遊具を破壊していく。 そして遊具を食するような仕草をしばらくして、カットがかかった。 するとスタッフとカメラマンが2人1組でダンゴムシに駆け寄り、 スタッフがダンゴムシの内側に手を突っ込んでファスナーを開くと中から人のような 黒い物体が飛び出てきた。 黒い物体は頭の後ろの方をいじっている。 そしてその黒い物体の皮が剥けて中から女の子が出てきた。 その一連の流れをカメラで撮影している。 出てきた女の子もカメラに向かって何か話している。 それが終わると次へ、そして中からはまた女の子が。 私はロボットか何かが入っていると思っていたので女の子が出てきたときはかなり驚いた。 最後にダンゴムシから出てきた女の子はかなり苦しかったのか肩で息をして、 ゼンタイから顔をだすこともできないでいた。 なんとか自分でゼンタイを脱いで出てきた女の子もかなりかわいかった。 それもそのはずグラビア志望で小柄な女の子限定で集められたことをあとで聞かされた。 撮影現場を少し見せて頂いたあと、 着ぐるみやセットの造形物が保管されているところへ案内してもらった。 崇は目を輝かせていろいろと見ている。 私には構ってくれそうもないので、入口辺りに立って崇の様子を見ていた。 すると「君は造形物には興味がないの」と佐々木さんが話しかけてきた。 「私はあまりありません」と答え、少し置いて「彼の造った着ぐるみを 着たりはしますが」と付け加えた。 すると佐々木さんから番組に出てみないかと誘われた。 「いいえ、私なんて」と返事をしたが、かわいいから誘われたのではなく 単に着ぐるみに入ってくれる女の子を探していただけなのだったと思った。 その日、崇は満足した様子でスタジオを後にした。 なにか創作のヒントを見つけたようにも見えた。 昨日は桜井さんが板チョコでがんばっていたが、帰りに声を掛けたとき か細い声で返事をしていたので恵方巻きのときのように倒れないか心配だった。 出勤して着替えようと部屋に入ると、すでに板チョコはスタンバイしていた。 しかも動きが軽やか、シフト表を見てわかった。中身は高見さんだと。 シフト表が手書きで修正されていたので、桜井さんにとってはかなりきつかったのだろう。 急遽高見さんに代わってもらったようだ。 「あんまりはしゃぎすぎるとバテるよ」と高見さんに声をかけて、私も着替える。 着替え終わると2人で店の前へ向かう。 桜井さんより若く体力もあるからなのか、隣でずっとハイテンションの高見さんを 途中から尊敬の眼差しで見ている自分がいた。 高見さんはその日最後まで元気にがんばってくれた。 その甲斐あってチョコレートの売上も伸びた。 1人で立っているより2人で立っている方ががんばれた。 相方が元気だとこちらも元気になる、そして相乗効果でお客さんも集まってきた。 昨日よりも疲れているはずなのに、今日の方が楽に感じた。 店長からは明日からも高見さんとペアでがんばってと言われた。 桜井さんには悪いが、高見さんとなら明日もがんばれそうな気がした。 その日帰ると崇から、奈美の連絡先を聞かれたが、私から電話をかけて崇に代わった。 崇はどんなものを造ればいいのかを聞いてメモを取っている。 そして、具体的な話をするため明日会うことになったことを告げられた。 ただ、奈美に崇は会ったことがないので、仕事の後私にも一緒に来て欲しいと。 1日着ぐるみに入り高見さんとがんばったあと、 店でシャワーを浴びてから待ち合わせの場所へと向かう。 待ち合わせの場所にはすでに奈美が来ていたが、崇の姿はない。 奈美と普通に会うのは久しぶりだったので、話が盛り上がった。 そんなとき崇が少し遅れてやって来た。 3人でカフェに入り本題に。 奈美の希望は子供たちに好かれそうなかわいいキャラで、 あまり大きくないものということだった。 すると崇は簡単なデッサンを2つ描いた。 こんな崇を見るのは初めてだったので、少し見直した。 デッサンの1つは手足の短い頭の大きなものと、 もう1つはイモムシのように寝そべる感じのもの。 奈美は2つを見ていて、手足の短い頭の大きい方を選んだ。 イモムシの方は園児たちに集団で乗られると潰されてしまいそうだから却下とのこと。 崇は頷いて次は保育園の名前を聞いた。 保育園にちなんだキャラにしようと考えているようだ。 保育園の名前は白兎保育園、なんの動物にするかはすぐにわかった。 着ぐるみができたらまた連絡するということで、その日は奈美と別れた。 バレンタインデーの前日、崇は奈美から依頼品ができたので明日渡してくるよと。 私はどんなものができたのか見てみたかったが、 1番忙しい日に休む訳にはいかないのでしぶしぶあきらめた。 季節は進み5月のイベントに崇は鯉の着ぐるみを造って持って帰ってきた。 その日は着せられることなく翌日一緒に店に行き店長に披露引渡しするとのことだった。 崇と一緒に出勤して早速着替える。 崇に言われるまま着ていくが、足の部分は尾ひれになっている。 これでは歩くこともできないので、誰かの助けが絶対に必要になる。 それにこの鯉の着ぐるみは普通の鯉を大きくしただけでなんの面白みもない。 部屋にいる崇と店長を見ると単に私をおもちゃにして楽しんでいるようにしか見えない そんな笑顔を浮かべていた。 着ぐるみの着替えが終わると崇に抱かれて店内の私専用の展示スペースに運ばれていく。 台に乗せられた着ぐるみの私はまさにまな板の鯉だなぁと思った。 子供連れのお客さんが来たら胸びれで子供の頭を撫でるように店長に言われた。 ゴールデンウィーク初日だったこともあり、直樹と美優もゆるキャラの着ぐるみを 着て気合が入っていた。 しかし、オープン前に突然人が入ってきた。 入ってきたのは客ではなく4人組の強盗だった。 強盗は着ぐるみを着ていない桜井さんと高見さん、店長に刃物を向けて脅し 外からは見えない奥の部屋へと連れて行かれてしまった。 直樹と美優は驚いて、それぞれ仰向けとうつ伏せ状態に転び、 何か叫んでいるが私のところからはよく聞こえなかった。 しばらくして奥の部屋から恵方巻きの着ぐるみが、続いて新作の鰹の着ぐるみが出てきた。 2つの着ぐるみとも足だけしか出ておらず、視界もないのでフラフラと歩き出したが、 すぐに棚にぶつかり倒れてしまった。 鰹の着ぐるみは女性のスラッとした脚が鰹の尾の辺りから生えていて色っぽく見える。 今はそんなことを思っている場合ではない。 恐怖を振り払い自分が警察に通報しなければと思い、着ぐるみを脱ぐことができないか がんばってはみるがやはり脱ぐことはできなかった。 そんなとき運悪く、部屋から出てきた強盗の1人に見つかってしまい 奥の部屋へと引きづられていく。 抵抗してみるが、鯉の着ぐるみではバタバタするのが精一杯だった。 鰹も恵方巻きも足だけではうまく立つことができず、床を這いずりまわっている。 奥の部屋へ入ると強盗が金庫から売上金を別の袋に詰めている。 また、別の強盗は恐竜の着ぐるみを着せた店長に首輪をつけて動きを制限し、 他に金を隠していないか大声で聞いている。 私は必死に抵抗した。 それが気に入らなかったのだろう、強盗の1人に近くにあったゴミ袋に入れられた上、 掃除機で空気を抜かれ始めた。 みるみるうちに空気はなくなり動くことができなくなった。 すぐに呼吸もできなくなり気が遠くなっていく。 目が覚めるとイベント会社で自分がダメにしてしまったピッ○ロの着ぐるみを着て ソファで横になっていた。かなり汗をかいている。 今までの物産店での出来事はなんだったんだろうと思いながらシャワーへ向かう。 シャワーの間に崇が帰ってきていた。 そして崇は俺の初めての作品といってダンボールを差し出してきた。 その中身はピッ○ロの着ぐるみ、それも女性版で私に合わせて造ったのだという。 崇が催促するので裸になり着替える。 デジャヴ?と思いながらも着替えて崇を喜ばせた。 翌日、物産店に行ってみるとアルバイト募集の貼り紙があった。 そして、店内に入っていくと店長があなたアルバイト希望の方?と声を掛けられた。 私は首を振り、店を飛び出した。 自分はみんなのことを覚えているのに、誰も自分のことを覚えていない。 なんとも奇妙な感じのまま、崇との生活を送っていたある日。 あの物産店で強盗事件が起きて、1人の女の子が着ぐるみのまま殺されたことを知った。 その死因は窒息死だった。 私が経験したことはなんだったのか今でも分からないが、 自分の代わりにあの子が殺されてしまったのかと思うと怖くなる。 おしまい*****
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概要なのだ! 全人類着ぐるみ強制着用を目論んでいる結社。 長い間チカラを蓄えていたらしく、巨大メカを量産出来る。 全員の口癖は「ニャホニャホニャハハー!」 技術力はあるが着ぐるみ着せるのにこだわっていて変。 退場時は星になるのがお約束。「ほにゃはー!!」 メンバーなのだ! マスコ 年齢 永遠の19歳。 紅一点のリーダー。 くまのモコモコな顔出し着ぐるみを着ている。 一人称は「我」で「なのだ」口調。 考えが子供っぽい。 パーカス 年齢 永遠の62歳。 カイゼル髭の怪力。 ゴーレムの顔出し着ぐるみをきている。 一人称は「ワシ」で「ですぞ」口調。 着ぐるみを脱ぐとめちゃヒョロヒョロ。 ジャマ 年齢 永遠の27歳。 童顔の知恵担当。 イルカの顔出し着ぐるみをきている。 一人称は「僕」で「だよぉ」口調。 陰キャ感ある性格。 開発したものなのだ! 着ぐるみ強制着用電波発生装置(強制着ぐるみ着用電波装置) ほぼ毎回登場しているメカ。 着ぐるみを着ていない人が電波を浴びたら、 一瞬にして顔出し着ぐるみを着せられてしまう恐ろしい装置。 さらに電波の範囲内では脱ぐことが出来なくなるため、 行動が制限されてしまう厄介なもの。 …ただ、相性次第ではこれが悪手になることも。 認識阻害バッジ 身につけてスイッチをonにすれば、 ただの一般市民にしか見えなくなるバッジ。 機能テストとして街に繰り出したのだが、 タイミングが悪く、とんでもないことに巻き込まれてしまった。 その後はタピオカ店の店員に扮するときに使っていた。 効果は抜群で、誰もきるどーるだと認識できなかった。匂わせ発言はしてたけど 着ぐるみ着用欲増幅ナノマシン タピオカガエル大作戦にて初使用。 体内に留まって、着ぐるみを着たい欲を増幅させるナノマシン。 念のためリモコンで起動しないと着たい欲は増幅しないようにしてる。 なお、機密保持のために一定時間信号がないと自壊するようになっている。 タピオカに混入させて体内に取り込ませる作戦は成功しタピオカを食べた大勢の人々が暴徒と化した。 …が、このあと放った着ぐるみ電波によって逆に鎮静化させてしまうという結末に終わった。 + 最初にして最後の人間サイズの人型兵器 人型兵器「ぷろとどーる」(暴走状態「Kill Doll」) 力を蓄えていた時期の「きるどーる」が開発した、きるどーるの最初にして最後の人間サイズの人型兵器。 マスコは開発中のぷろとどーるのテスト中に暴れられたことを根に持っており、二度と人型兵器は作らないと決意するほど嫌っている。 見た目は「モチーフのない顔出し着ぐるみ」を着た前髪金髪の女性の姿をしている。 顔出し着ぐるみ姿を恥じており、脱げるなら脱ぎたいと思っている(そもそもぷろとどーるに顔以外の中身はない)。 戦闘では、恥じらいから繰り出されるやけくそぱんちで戦う…が、はっきり言って弱い。 本人に熱中症パラメータが設定されており、満タンになると気を失い、暴走形態「Kill Doll」となる。 常時浮遊して、オートで生命体を高速追尾し、威力の上がったパンチを自動でぶちかます戦闘スタイルに変わる。 この時頭はただ重力に身を任せ揺れるのみなので不気味である。 冷気を浴びせられるヒーローさえいれば暴走は止められるだろう… 巨大メカなのだ! 巨大なロボット。 基本的に約5〜7mほどの大きさで、何故か自爆装置が必ず付いている。 大体何かしらの要因で自爆装置が作動して大爆発する。 何故毎回自爆装置をつけるのかというと、ジャマ曰く「乗り込まれたら起動させて逃げて棺桶にできるし」との事。 ナマケモノ着ぐるみ強制着用砲搭載ウルトラマグナムナマケモノロボット→ナマケモナー ナマケモノ型の巨大メカ。7m。ナマケモノ大作戦にて初登場。 後に名前がナマケモナーに変わった。 ナマケモノ着ぐるみ強制着用砲というビーム機能を搭載しており、遠くの人に着ぐるみ着せる強さを持つ。 ただしビームを発射しているときは電波が止まる。 また、レーダーがないため遠くを狙い撃ちするのが難しい。 ツキミヤ・ゲットに逆に狙撃され自爆装置が作動して大爆発した。 タピオカマシンガン付きカエルロボット→タピゲコウ カエル型の巨大メカ。7m。タピオカガエル大作戦にて初登場。 後に名前がタピゲコウに変わった。 タピオカマシンガンという食品に対する冒涜のようなマシンガンを搭載しており、強引にナノマシン入りタピオカを食べさせる強さ?を持つ。 着ぐるみ電波も放てるが…むしろ逆効果に終わった。 GUMPEST V2の一撃で思い切りへこんだ結果自爆装置が作動して大爆発した。 カブトブジン 二足歩行のアクティオンゾウカブトの見た目で、ショルダーに突起物がついており、右手にツノのようなビームセイバーを持っている巨大メカ。7m。GUMPESTラーニング作戦にて初登場。 着ぐるみ強制着用のビームセイバーで着ぐるみを着せる強者。 着ぐるみ電波で着せるのはオスのカブトムシの着ぐるみ。しゅみだそうで。 さらに前述の対物理バリアと対遠距離バリアを両方搭載しているため打つ手なしと思われたが、 バリア切り替えの隙を突かれてミリーの銛が刺さり、自爆装置が作動して大爆発した。 テーマソング『われらはきるどーる』なのだ! にゃほにゃほにゃははなきるどーる! もこもこぼでーをみにまといー ぞくぞくなかまをふやしてくー まだまだきせるぞごくあくのー きぐるみけっしゃだきるどーる! ひょろひょろなやつをはっけんだ ぼろぼろなるのはかなしーのだから つよくみせてあげよう かおだしきぐるみで!! せかいへいわにするために! かおだしきぐるみきせるのだ! きめるぞ!いまだこえあげよ! にゃほにゃほにゃははなきるどーる! こどものかおのせいねんだー かおをバカにされていたのだ? われはかおをバカにしない! えがおみせてよきるどーる! みんなえがおにするために! かおだしきぐるみきせるのだ! むてきだ!われらきぐるみの! にゃほにゃほにゃははなきるどーる! マスコとパーカスとジャマだ! さんにんそろえばきるどーる! パパにもあいされてるのだ! ふめつのだいけっしゃ! あくのそしきはつらいのだ。 みかたがぜんぜんいないのだ。 それでも、われらめげぬのだ! きぐるみけっしゃのきるどーる! せかいへいわにするために! かおだしきぐるみきせるのだ! きめるぞ!いまだこえあげよ! にゃほにゃほにゃははなきるどーる! にゃほにゃほにゃははなきるどーる!
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【顔出し着ぐるみ関連】カテゴリです。 顔にフェイスペイントを塗った着ぐるみキャラのことについて取り上げます。 TV番組 爆笑!スターものまね王座決定戦/オールスターものまね王座決定戦/ものまね紅白歌合戦(フジ系) ピンクの電話の着ぐるみ(1990年代) ピンクの電話の2人がフェイスペイントを施した着ぐるみ路線で人気が爆発し、着ぐるみを着て歌唱するネタは番組名物でした。 負けることが目的のように登場しているのですが、第9回『爆笑!スター~』では準々決勝進出を果たしました。 ほとんどがものまねではなく動物やアニメキャラにちなんだ替え歌でした (例 カメで『カルメン'77』)。 ピンク・レディーの曲の替え歌が豊富なようで、カメネタで1994年の『ものまね紅白歌合戦』でピンク・レディーの2人と共演しました。 着ぐるみの素材もデザインもすばらしいです。 『オラはにんきもの』では竹内都子さんだけがクレヨンしんちゃんの着ぐるみの口の部分で、顔面真っ赤になっていました。 ちなみに、橋本志穂さんは公式HP(*1)で、志穂さんが当時のピンクの電話に敗北したときの回想を語っていました。 アイドリング!!!(フジテレビ721→フジテレビONE) 妖怪選手権(2008年放送 {#390・391}) 視聴者公募の妖怪にコスプレする夏休み特別企画でした。 着ぐるみにフェイスペイントは、横山ルリカさんのルリカベと河村唯さんの河童、三宅ひとみさんのフリーザなどがいました。 フェイスペイントもちゃんと施したところが好感度が高いです。 天才てれびくんMAX(NHK教育) アカリング(2010年2/23放送“謎の惑星ナッシング”より) “天てれ9分間劇場『謎の惑星ナッシング』”の最終回に登場した顔塗りキャラです。 演じている長谷川あかりさんの顔の半分に銀粉、もう片方に金粉のフェイスペイントを施しています。 スクラップ星のロボットという設定ですが、着ぐるみは特撮ヒーローものの怪人ぽいのもあっています。 雑誌・書籍 Men’s Egg(大洋図書) 進化型マンバ(2011年7月号) http //ameblo.jp/chimchimlife/entry-10898087704.html 女性モデル数名がサイケなフェイスペイントでヤマンバメイクをする内容です。 そのうちのてんちむさんが『ポケットモンスター』のピカチュウの着ぐるみパジャマを着用し、顔面を真っ黄色に塗っています。 着ぐるみパジャマとフェイスペイントの組み合わせは強力なものがあり、発売前から話題になっています。 演劇・ミュージカル ウィンナーワルツ34(2012・劇団鳥獣戯画) ウインナー三銃士 http //ameblo.jp/odoreodorekurukuruodore/entry-11270644813.html http //ameblo.jp/ando-hanako/entry-11270099841.html 塚嵜温子さん・仁山貴恵さん・舞香さんといった女優3人が赤・白・茶色のウインナーの着ぐるみ姿で演じる内容です。出演者のほとんどは着ぐるみ姿で演じています。 未見ですが、出演者のブログに画像が掲載されていました。 女優の着るウインナーの着ぐるみの出来も素晴らしく、フェイスペイントもかなり凝っています。 実際に見たかった演劇です。 自主製作映画 雲を眺めて古きを落とす(2013) http //geidaisotsuten.info/blog/disguise-performance-%EF%BD%9E%E6%9E%97%E5%8D%83%E6%AD%A9%E3%81%AE%E5%A6%84%E6%83%B3%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%EF%BD%9E%E7%B5%B5%E7%94%BB%E7%A7%91%E6%B2%B9%E7%94%BB%E5%B0%82%E6%94%BB.html MEC Awardの佳作に選ばれた作品で、監督は東京藝術大学の学生だった林千歩さんで、ウンチに似た青い螺髪のかぶりものを作成して、彼女自らそれをかぶってフェイスペイントで絵画のような顔付きのメイクになった姿を公開していました。 そのかぶりものに筋肉じゅばん姿でパフォーマンスをしたことに脱帽ものでした。 千歩さんは東京藝術大学卒業後、劇団☆死期の女優としても活動しています。
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妻に黙っていることがある。 それは特撮に関する収集。 その中でも特に気に入っていたのが、 「巨大昆虫観察」というもの。 主人公の幼い兄弟が遊んでいたとき、 大きな卵を見つける。 持って帰ると、親は大き過ぎる卵を 気持ち悪がり捨ててくるようにいうが、 子供達は言う事を聞かず、渋々離れの倉庫で 育てることになる。 兄弟が卵を温め始めてまもなく卵が孵った。 卵から生まれた幼虫は緑色しており、 全体的にぬるぬるした粘液で覆われている 大きさは1mほどとかなり大きい。 しばらくするとくねくねと動き、子供達と戯れる。 その緑色の幼虫の着ぐるみに入っているのは、 サイズ的に見て女性であるのではないかと思った。 卵の中で着ぐるみを着せられた上、 卵に閉じ込められ、卵の中をローションのような 液でみたされたなら、一体呼吸はどうしているのだろうか。 中に入っている女の子は大丈夫なのだろうか などと考えているとこの番組が気になり、 毎週かかさず見るようになっていた。 そして、この番組で見逃せないのが、エンディング。 その回放送されたメイキングが流れる。 幼虫の着ぐるみに入るシーンや着ぐるみが 動きの指導受けているシーンや出演者が団らんしているなどの メイキングシーンが流れて、番組が終わる。 このメイキング映像で、着ぐるみに入っているのが、 自分の想像通り女の子なのかを確認しようと必死で見ていた。 エンディング映像が流れるが、文字でよく見えなかったが、 体型から確かに着ぐるみに入っているのは女性であることは確認できた。 話は回を重ねる毎に幼虫からサナギ、成虫、 さらにそこから脱皮して変体を繰り返していく。 成虫で2回脱皮したのが、最終形態(成虫は1・2・3がある)。 どの着ぐるみも自分の思っていたものよりもすばらしかった。 そんな理想的な着ぐるみに入って、 必死に演じている彼女を見てみたいという 気持ちがどんどん大きくなっていくのがわかった。 放送は毎回録画して、欠かさず見た。 特にエンディングは何度も繰り返して見たが、 彼女の顔を見ることはもちろん、 見つけることもできなかった。 放送終了後しばらくして、自分と同じような思いの人が 多かったのかどうかはわからないが、DVD BOXが発売された。 もちろん、特典として放送されていないメイキング映像も収録されていた。 早速、購入して見て見たが、彼女を見つけることはできなかった。 スーツアクトレスとして織田香代子と名前が出ていたので、 女性であることは確実になったが、 ネットで検索してもヒットしなかった。 全く情報もなく、一目見てみたいという 気持ちだけがさらに大きくなっていった。 そんなとき、妻に秘密にして隠しておいた巨大昆虫観察 に関する雑誌やDVD BOXが見つかってしまった。 えらくこだわって集めていることを追求されたら、 どう答えようなどと考えていたが、 妻は面白そうだから一緒に見ようと言い出した。 ホッとして見始めたのも束の間、テレビを見ながら、 どうして興味を持ったのか聞いてきた。 妻の香織とは、高校の3年間同じクラスで 付き合ってこそいなかったが、すごく仲がよかった。 香織は東京の大学へ進学、そのまま就職し、 しばらく会っていなかったが、同窓会で久しぶりに再会。 意気投合して1年半の遠距離恋愛をして、現在の結婚生活に至る。
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【顔出し着ぐるみ関連】カテゴリです。 ここでは多彩な顔出し着ぐるみを着た日本で活躍する芸能人を取り上げます。 男性 ビートたけしさん ビートたけし〈工事中〉さんは日本一、いや名実共に世界一の着ぐるみ師だと思います。 『オレたちひょうきん族』(フジ)のタケちゃんマンのコントで、様々な着ぐるみを着て明石家さんまさん扮する悪役と変身対決を繰り広げました。 ナンセンスな着ぐるみが多数で、毎回の変身対決が楽しみでした。 8つの顔を持つ男のコントでは、着ぐるみ姿でやられ役を演じるなど、タケちゃんマン時代と立場が逆転したのも面白かったです。 顔出し着ぐるみを使った企画を『風雲!たけし城』(TBS)など多数の冠番組で採用しているのも好印象です。 『世界まる見え!テレビ特捜部』(NTV)での毎回冒頭のかぶりものコーナーは、番組名物として話題になったほどです。 石塚英彦さん ホンジャマカ・石塚英彦さんは『東京フレンドパーク』シリーズ(TBS)の“ハイパーホッケー”で毎回着ぐるみを着てゲームに毎回挑戦していた着ぐるみ師のひとりです。 ホンジャマカとしての活動以外、すなわち、ピンでの仕事も含めて、おそらく世界で2番目に着ぐるみを着たタレントだと思います。 明石家さんまさん 明石家さんま〈工事中〉さんは、『オレたちひょうきん族』のタケちゃんマンのコントで多数の着ぐるみを着て、タケちゃんマンと対決したり、何人トリオらとゲームをしてきました。 着ぐるみ姿で粉やらクリームやらにまみれるシーンが、子供の頃の楽しみでした。 特にタケちゃんマン7初回のルーレット作戦のシーンで、ルーレットの玉の着ぐるみ姿になってクリームやきな粉で顔いっぱいを汚したりしたシーンが最高で、今の自分の興味がそこに集中したほどです。 『ひょうきん族』終了後も、『恋のから騒ぎ』(NTV)などで着ぐるみ・かぶりものキャラの傑作を演じています。 石橋貴明さん 石橋貴明〈工事中〉さん『みなさんのおかげです』(フジ)の仮面ノリダーのコントで、顔出し着ぐるみ怪人を多数演じ、中盤からの日本一のぬいぐるみ師という怪人の総称が出てくるほど、気合いの入った着ぐるみを着ていました。 着ぐるみ制作費もかなり高額なのも恐るべきです。 女性 田中好子さん キャンディーズ時代はバラエティー番組『みごろ!たべごろ!笑いごろ!!』(テレビ朝日)の“悪ガキ一家と鬼かあちゃん”のコントで積極的に顔出し着ぐるみにチャレンジしたことがあり、女性アイドルが顔出し着ぐるみ姿になることは、70年代当時意外なことでした。 キャンディーズ3人による『サンヨーズバコン』CMにおける着ぐるみ姿も、顔出し着ぐるみCMがあることが稀と思われる70年代で、女性アイドルによる着ぐるみCMも強烈でした。 アイドルが着そうにないようなデザイン・造型の着ぐるみを着て笑顔で演じたもの、懐かしCM特番で見ても素晴らしさが永遠に衰えないものがあります。 ピンクの電話 清水よし子さんと竹内都子さんの2人組で、『ものまね王座決定戦』(フジ)でほぼ毎回様々な着ぐるみを着てモチーフの動物にちなんだ替え歌を歌うシーンが毎回の楽しみでした。 着ぐるみにフェイスペイントはたまらないものがあります。 松本明子さん 松本明子さんは、アイドル時代に不祥事を起こして謹慎した後、芸人として再出発したときに、様々な顔出し着ぐるみを披露しました。 『女だらけの水泳大会』(フジ)では、フェイスペイントに顔出し着ぐるみ姿で競技に参加したこともあったようです。 『進め!電波少年』(NTV)でも、アポなし企画時代にたまに着ぐるみ姿でアポなし取材をすることもあり、歌手・久保田利伸さん関連のアポなし企画では、パンダのフェイスペイントで着ぐるみ姿になったことがありました。 久本雅美さん 久本雅美〈工事中〉さんは、WAHAHA本舗の舞台公演で、ナスの着ぐるみを着てギャグを演じているのが名物ですが、1980年代後半に『笑っていいとも!』(フジ)などのバラエティーで、ウンチなどの様々な着ぐるみ姿を披露していたのを、後にTV雑誌『TV station』(ダイヤモンド社)のコラムで知ったのですが、当時の『いいとも!』は管理人が小・中学校の頃だったのでノーチェックでした。 その頃はかぶりもの女王と呼ばれていたそうです。 『新型テレビ』(FBS)で、和田アキ子さんと企画ものユニット《ババロア@》を結成していて、タマネギのかぶりものをしていました。 小出由華さん 小出由華さんは子役時代に『ウゴウゴルーガ』(フジ)のルーガちゃん役として、毎回着ぐるみなどのコスプレ姿になっていました(着ぐるみではない衣装もたまにありました)。 1週間に数回も日替わりの着ぐるみ衣装を着ていた記憶があります。 ウゴウゴくん役の田嶋秀任さんは数回収録を休んだことがあり、由華さんがほぼ毎回着ぐるみ姿になったという恐るべき着ぐるみ子役でした。 姉妹番組の『ウゴウゴルーガ2号』や雑誌の特集記事などを含めると、短期間で多数の着ぐるみ衣装を着ていました。 DVD-BOX発売時の復活版では、着ぐるみ衣装ではなかったのが意外でした。 雨宮塔子さん 雨宮塔子さんはTBSアナウンサーだった頃、クイズ番組『どうぶつ奇想天外!』(TBS)で多数の着ぐるみを着てきました。 着ぐるみは番組の趣向通り動物が多いのですが、恥ずかしいモチーフの着ぐるみも多かったようです。 体を張った企画も結構多かったです。 遠藤久美子さん 遠藤久美子〈工事中〉さんは、CMでよく顔出し着ぐるみを着ていたそうで、未見のCMを含めて結構多いようです。 『明治乳業/ブルガリアヨーグルト』CMから1990年代末期~2000年代初頭の着ぐるみCMでよく着ぐるみを着ていました。 マニアックなモチーフの着ぐるみが多かったです。 ハロー!プロジェクト ’11年のWOWWOWライブでは、参加したメンバー全員が蜂や蟻などの昆虫着ぐるみ姿を披露していました。 モーニング娘。 モーニング娘。及びその派生ユニットは、『ハロー!モーニング。』(TX)でのコントコーナーで様々な着ぐるみ姿でコントをしていました。 『ハロモニ』のコント出演者は原則的に女性だけなのもうれしいもので、『ハロモニ』の一連のコントは、アイドルの着ぐるみコントの頂点だと思います。 『ティンティンTOWN!』(NTV)では、辻希美〈工事中〉さんと加護亜依〈工事中〉さんが“じぞぽん!”のコーナーで、毎週着ぐるみキャラを演じていたのもうれしいものでした。 ’12年にはシングルCD『ピョコピョコウルトラ』で、ヒヨコの着ぐるみ姿を披露しています。 Berryz工房/Buono! Berryz工房及びBuono!のライブでは、メンバーが顔出し着ぐるみ姿になって歌を披露することがよくあります。 主なものに鯛の着ぐるみや、バナナの木、パイナップルなどがあります。 とにかく顔出し着ぐるみを愛しているユニットだと思います。 南明奈さん 南明奈〈工事中〉さん2000年代末期にバラエティーやCMで着ぐるみを着ています。 特にCMでは00年代中期の上戸彩さんに代わる、顔出し着ぐるみクイーンとして重宝されています。 不景気やゆるキャラブームなどの影響で、女性タレントの顔出し着ぐるみCMが不調になっている中での活躍はすばらしいです。 イロモノ系着ぐるみをよく着てくれるので、顔出し着ぐるみマニアにとってたまらないものがあり、マニアに好まれる顔出し着ぐるみとは何か、をよく理解していると思います。 長野里美さん 劇団第三舞台の公演で、様々な着ぐるみ姿を披露してきました。着ぐるみシーンでの着ぐるみ姿になるまでの引っ張りが見せ場だったそうですが、管理人は未見です。 ’11年の劇団第三公演の復活にして最後の公演である『深呼吸する惑星』では、カモメの着ぐるみ姿を披露していました。 AKB48 AKB48は圧倒的なメンバー数を誇る女性アイドルユニットで、ブレイクする前はAKB48劇場でチームKが動物の着ぐるみ姿を披露して歌唱していたこともあります。 10年代から着ぐるみ姿になることが目立ってきて、『カゴメ/野菜一日これ一本』CMで選抜メンバーが野菜シスターズとして野菜のコスプレになったとき、そのうち十数名が野菜の着ぐるみ姿になったこともあります。 『ほっともっと/チキン竜田』CMでは、メンバー4人チキンタツターズという着ぐるみ姿になったとき、出来の良さに感激しました。
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土日のホームセンターには人も多く訪れ集客を見込み特価品も多く並ぶ。 そして時に着ぐるみが登場することも。 そのホームセンターに現れた着ぐるみはスプレー缶の着ぐるみ。 初めはただの置物だと思えた。 何故なら全く動かないから。 スプレー缶の着ぐるみは制汗剤でピンクのボディに商品名を大きく表示していた。 客が制汗剤を手に取りカートのカゴへと入れると真っ直ぐな体を少し曲げ会釈をした。 それを見て私はこの着ぐるみに釘付けになった。 スプレー缶の着ぐるみの高さは160cm程度、中に入っている人はおそらく150cmかそれに満たない人が入っていることが想像できた。 着ぐるみがどうなっているのか気になった私は着ぐるみの周りを遠巻きに一周してみる。 背中側と思しきところにファスナーなどは見当たらない。 単に足元が開いていて被るタイプだと想像した。 その後も客が制汗剤をカゴに入れる度に会釈をしている。私がこの着ぐるみを見つけてから30分ほど経った。その時事件が起きた。 やんちゃそうな男の子の兄弟が勢いよくカートを押して走ってきた。 広い通路とはいえはみ出して立っている制汗剤の着ぐるみに見事に衝突。 全く男の子たちに気づいていなかった制汗剤の着ぐるみは踏ん張ることも出来ず床に倒れた。 当の男の子たちは互いに責任を押し付け合いながらそのまま走って逃げていった。 制汗剤の着ぐるみはいも虫のように床を這いながら立とうとしているようだったが両手がないので虚しく床を這い回るだけ。 それを見ている客も着ぐるみに手を貸すことはなかった。 辺りを見回しても近くに店員はいない。普通着ぐるみにはスタッフがついているのだがそれもいない。 私は制汗剤の着ぐるみに近づき起こしてやった。 着ぐるみは小さく中に入っている人も小さく軽かった。 声は出さないが着ぐるみは体を曲げて何度も会釈してくれた。 それが恥ずかしく私はすぐにその場を離れた。 着ぐるみを起こす時に間近で確認したが着ぐるみの底に穴が開いていて被るタイプでもなくスプレー缶のキャップも取り外しができるものでもなかった。 どうやって着ぐるみを着たのか全く想像できなくなってしまった。 その後もこの制汗剤の着ぐるみの様子を離れて見る。 ホームセンターが開店したのが9時。 そろそろ12時になる。 開店から当初から着ぐるみが立っていたからそろそろ3時間。 休憩に入ると予想していたが予想に反して全く休憩はせず気づけば2時を過ぎていた。 その間も私は場所を変えながら制汗剤の着ぐるみを見守り続けた。 3時になり客も少し減った時スタッフらしき人が台車を押して現れた。 そして制汗剤の着ぐるみを台車に載せるとバックヤードへ続く扉に消えていった。 関係者以外立ち入り禁止の扉付近で張り込むことにした私。 あの制汗剤の着ぐるみに愛着が目覚めているのと同時に着ぐるみの中の人おそらくは女性の顔を見てみたい気持ちが大きくなっていた。 張り込むこと30分まだそれらしき人は出て来ない。 顔も見たことないが出てきたら中の人が分かると自信を持っていた。 身長はある程度検討がついており倒れて起こした際に軽かったことから細身の女性であると。 1時間経とうとした時バックヤードの扉が開いた。 先程着ぐるみを載せた台車を押したスタッフに続いて小柄な細身の男性が出てきた。 男かぁ。 ため息と共にその場を後にした。 暇なことに今日一日やることのない私はこの着ぐるみを観察しようと決めた。 そして着ぐるみの中の人が女性であると確信を持ってその女性の顔見たさに一日を費やした。 結果あまりぱっとしない男性だったことに疲労感が一気に増した。 ホームセンター内にあるカフェで今日一日無駄な時間を費やしたことを反省しながらホットコーヒーを飲んでいた時声をかけられた。声をかけてきたのは会社の同僚の女性。 そして私が密かに好意を抱いている女性。「一緒させてもらってもいい」と聞いてからテーブルに向かい合って座る。 彼女は肌寒いこの季節にアイスコーヒーを飲んでいた。 頬が少し紅く額にも汗が滲んでいる。 「一人でホームセンター?」私の質問に「まあね」と軽く返された。 最近はDIYブームで女性でも部屋をリフォームすることは珍しくないのであえて追求はしなかった。 「ところで今から予定ある?」彼女の問いに「いいや、暇そのもの」と返す。 「じゃあ、ご飯行かない?お腹空いてるでしょ、何も食べてないから」意外な彼女の誘いに笑顔になったが少し引っかかった。 続けて「私の奢りでね」と彼女は笑顔で言った。 「え、なんで?」私の質問に彼女は「臨時収入が入ったから、それに助けてもらって見守ってくれてたから」と。 動揺しまくる私を残し彼女は席を立った。 その後ろをついて行く。 彼女からは少し汗の匂いがした。 彼女は背が低くく、細身だがスタイルはいい。 ホームセンターでの制汗剤の着ぐるみの一件以来、彼女との距離は縮まった。 仕事の帰りも時間が合えば食事に行くこともあった。 食事に行った時、あの制汗剤の着ぐるみについて聞いてみた。 どうやって着ていたかを。 ファスナーどころか切れ目や繋ぎ目も見つからなかったことを伝えると、彼女はよくそこまで見ていたねと感心しながらも私の問いに答えてくれた。 あの着ぐるみはまず、目の部分だけ穴が開いている筒状のウレタンに上から入る。 ウレタンの中では両腕、両脚が固定され体が棒状になるの。 そして口には呼吸用のマウスピースを咥える。 マウスピースの先は呼吸用のチューブがあり、チューブの先は頭の上に。 それから袋状の制汗剤のパッケージに包まれる。 この袋は穴もなく、通気性も全くないため呼吸用のチューブが必要で。 目の辺りはマジックミラーになっているので、外の様子は伺えるが話すことはできない。 制汗剤のパッケージの袋を皺なく、しっかりと引っ張って延ばすと、袋の口を固定するパーツを取り付ける。 もちろん、袋の口からは呼吸用のチューブを出して。 これで制汗剤の着ぐるみにファスナーも切れ目も繋ぎ目もみつからない訳。 袋の口を固定するパーツは真ん中が大きなネジになっていて、制汗剤のフタをねじ込んで完成となるのとメモに絵を描きながら説明してくれた。 「分かった?」と彼女の説明に感心しながら私は頷いた。 気になっていたことも解決し、本題に入ることにした。 「今週末は忙しい?どこか遊びに行かない?」私の誘いに彼女の顔が少し曇る。 「うーん、今週末は先約があって」と濁された。 思わず「制汗剤?」と聞いてみたが曖昧な答えしか返ってこなかった。 2人で遊びに行けないことは残念だったが、また着ぐるみに入ることは間違いなさそうだったので、週末はホームセンターへ行くことにした。 制汗剤の着ぐるみの謎も解けたので、視点を変えて見るのを楽しみにして。 待ちに待った週末、ホームセンターがオープンしてから間もなく私はお店に着いた。 真っ直ぐ制汗剤売り場に向かったが、着ぐるみはいなかった。 まだ早かったかと思い、ホームセンターをブラブラしてみる。 すると、特売品のコーナーにアンドロイドのようなロボットが。 今はホンモノのロボットが出回って話すことできるが、目の前のアンドロイドは150cmほどで話すことはできないようで、首から看板を下げて上半身を動かして周りの客に特売品をPRしていた。 このアンドロイドは時々歩き、腕を動かすがゆっくりでカクカクした動きをしていた。 それが可愛いと子どもや若い女性が集まり人だかりができていた。 遠目で観察を続けると、本物のアンドロイドのようにも見えるが、所々で人間のような仕草も見られる。 人だかりに紛れて近くで観察する。 全身が薄いピンク色で統一されたボディ。 腕や脚の関節部分は赤いゴムのようなものが見え、中の機械が見えないようになっているのか、それとも人が入っていて人の肌を隠しているのかは判別できなかった。 アンドロイドは腕や脚、それにボディ、頭としっかりとビスで止められている。 ビスは全身と同じ薄いピンク色で。 もし仮にこの中に人が入っていたら、すぐには脱がすことはできないなぁと思っていた時、不意にアンドロイドにトラブルが起きた。 アンドロイドの上半身がくの字に曲がり、そのまま前に倒れた。 アンドロイドは手を伸ばして起き上がろうとしているが、起き上がれない。 辺りは騒然とする。 スタッフらしき男性が台車を持って走ってきた。 そしてアンドロイドを台車に載せようとするが、アンドロイドが重くて一人では上がらない。 男性スタッフが私を見た。 周りは女性と子どもばかり、男性スタッフに力を貸してアンドロイドを台車に載せる。 アンドロイドを運ぶ男性スタッフの後について行こうとすると、「ありがとうございました」と強い口調で制止された。 しかし男性スタッフの制止に負けない口調で「協力させて下さい」というと、男性スタッフは渋々といった表情で頷き私の協力を了承してくれた。 バックヤードの控え室に入ると男性スタッフは私にドライバーを渡し、アンドロイドのビスの外し方を説明してくれた。 しかし、外す箇所は脚の部分だけであった。 多くのビスで固定された脚のパーツを外す、このパーツは金属を加工して作ってあり、かなりこだわった作りになっていた。 中から赤いゴムに覆われた脚とその脚に沿って歩行補助具のようなモノが取り付けられていた。 歩行補助具は介護現場で使われるようなもので、アンドロイドの歩行をサポートしていた。 しかし、実際のモノとは違い軽量化がなされていたが、どうやら不具合が出たようだった。 続けて腕のパーツも外す男性スタッフ。 腕も手伝おうかと声をかけたが、不要のようだった。 腕のパーツを外されたアンドロイドは、脚と同様赤いゴムに覆われていて、補助具が腕に沿って取り付けられていた。 腕や脚の動きを機械で行うことで、機械らしさを表現していたようだった。 男性スタッフが腕のパーツを外している時、目の前にある赤いゴムで覆われたムッチリとした太ももを指で突いてみた。 ピクッと敏感に反応する。 面白くなり撫でてみると、脚をバタバタさせた。 それを見た男性スタッフが「ありがとうございます、もう結構です」と私の背中を押して退出を促した。 私はそのまま、店内へと戻った。 正直、アンドロイドのパーツを全て外した中の女の子を見てみたい気持ちはあったが、仕方ない。 なぜ女の子と思うかというと、アンドロイドの身長や女性らしい体つきだったことから女性であると推察した。 それにあんな着ぐるみを着ていられるのは若い女性でないと難しいとも考えた。 しかし、彼女ではない。 全体的に体つきが違った、彼女はもう少し華奢な感じだから。 アンドロイドの着ぐるみでないとすると、彼女はどこで働いてるのか? 頭を捻りながら店内をブラブラする。 時計に目をやると、2時を回っていた。 今日はこのホームセンターではなく、別のホームセンターに派遣されたのかとも考えた。 暖房の効いた店内を歩き回ったので、暑くなってきたので気分転換に外に出てみる。 外は肌寒く、客も駐車場から小走りでホームセンターの中へ消えていく。 ホットの缶コーヒーを買ってベンチに座る、ベンチはよく冷えている。 ベンチの横には宝クジ売り場。 宝クジ売り場には客はいないが、白い大きめの招き猫が置いてあった。 高さは1mないくらい。 客が近くを通るたびに手を動かして招くが、寒さから宝クジ売り場に立ち寄る人はいなかった。 招き猫は客がいる方へ自分で体を向けていた。 いろいろ角度を変えているうちに、ベンチに座り缶コーヒーを飲んでいる私の方を向いた。 私に気づくとビクつき、私とは反対の方へゆっくりと向きを変えていく。 明らかにビックリしたような反応。 ベンチから立ち上がり、招き猫の前に立つと 両手を挙げて驚き、今度はゆっくりと宝クジ売り場のおばさんの方を向いた。 しばらく招き猫は動かない、客が前を通っても。 しばらくすると、招き猫の異変に宝クジ売り場のおばさんが気づく。 売り場から外へ出てきて、招き猫と何やら会話を始めた。 そして、おばさんは私に向かって「彼女連れて帰ってあげて」と大きめのカバンを渡された。 キョトンとしている私におばさんは「仲良くね」と笑顔で見送ってくれる。 私の足元には招き猫、肩にはカバン。 とりあえず、ショッピングカートを取りに行く。 カバンと招き猫をショッピングカートに載せる。 招き猫を持ち上げたが、そこそこ重さがあり、彼女が入っていることを確信した。 カートを押して車へ向かう途中、ホームセンターから化粧濃いめだが可愛い感じのする女の子がミニスカートにニーハイブーツ、テカテカのダウン姿で出てきた。 少し気になり彼女を見ていると、何故か私の顔を見るなり睨みつけ足早に去っていった。 訳がわからない、そんなに嫌らし目で見ていた訳でもないのに。 その訳は彼女から女の子のことを聞いて理由が分かった。 女の子はホームセンターにいたアンドロイドの着ぐるみを着ていて、睨まれたのは身動きが取れない状況で私が足を触ったから。 睨まれたことに納得した。 後部座席にカバンと招き猫を積んだ。 今まで話さなかった招き猫が喋り出す。 「どうしてお店に来たの?」 「制汗剤の着ぐるみを着た君に会えると思って」と笑うが、着ぐるみを着たままなので表情はわからない。 なんとも言えない空気を回避するべく、「うちに来る?」と話すと。 「うん」とだけ帰ってきた。 招き猫に一応シートベルトをかけて、車は走り出した。 カバンと招き猫をショッピングカートに載せる。 招き猫を持ち上げたが、そこそこ重さがあり、彼女が入っていることを確信した。 カートを押して車へ向かう途中、ホームセンターから化粧濃いめだが可愛い感じのする女の子がミニスカートにニーハイブーツ、テカテカのダウン姿で出てきた。 少し気になり彼女を見ていると、何故か私の顔を見るなり睨みつけ足早に去っていった。 訳がわからない、そんなに嫌らし目で見ていた訳でもないのに。 その訳は彼女から女の子のことを聞いて理由が分かった。 女の子はホームセンターにいたアンドロイドの着ぐるみを着ていて、睨まれたのは身動きが取れない状況で私が足を触ったから。 睨まれたことに納得した。 後部座席にカバンと招き猫を積んだ。 今まで話さなかった招き猫が喋り出す。 「どうしてお店に来たの?」 「制汗剤の着ぐるみを着た君に会えると思って」と笑うが、着ぐるみを着たままなので表情はわからない。 なんとも言えない空気を回避するべく、「うちに来る?」と話すと。 「うん」とだけ帰ってきた。 招き猫に一応シートベルトをかけて、車は走り出した。 20分近くソファの上を転がっていた招き猫だったが、息の上がった調子で「ここで着替えるから着替えさせて」と懇願してきた。 そして「すっぴんだし、出てきた格好見ても引かないでね」と付け加えた。 私が了承し約束すると、招き猫の短い手が動き出した。 どうやら中で腕を着ぐるみから抜いているようだった。 右腕が抜け殼のようになる。 続く左腕は先程より速く抜け殼になった。 立った姿勢の方がいいか尋ねたが、このままの方が良いと返事が戻ってきた。 やがて「ジッジッ」とファスナーを開けるような音が聞こえてくる。 眺めていると招き猫の底が外れ、招き猫の底がくっついた白いモノが出てきたというより、招き猫を脱いでいる感じだった。 中から出てきたのは足を正座した状態で固定された白い全身タイツ人間。 顔も全て覆われていて、肌の露出は全くない。 厚手のもののようで白色でも、彼女の姿は透けていない。 しかし、着ぐるみの中が暑かったことを物語るように分かりにくいが所々微妙に色が変化していた。 招き猫の底に固定されていた足を外すと、よろよろと立ち上がり「今度こそお風呂貸してよ」と強い口調で言い放った。 白い全身タイツで仁王立ちした彼女は、普段と違い大きく見え圧倒され「どうぞ」というしかなかった。 白い全身タイツ人間はカバンを取ると、浴室へと入っていった。 シャワーを浴びて着替えて出てきた時には彼女は化粧までバッチリ完了していた。 彼女の髪からするシャンプーの香りがいつも自分が使っているのと同じだったのを嗅いだ時なんだか嬉しかった。 ソファに2人並んでテレビを見ながら、聞いてみた。 「着ぐるみの中って、いつも全身タイツ着てるの?」 私の質問に「そうだよ」と彼女。 「制汗剤の全身タイツなんて、銀色でゴムみたいなタイツなんだよ」と続けた。 「そうなんだ、どう大変なの?」私の質問に彼女が答える。 「まず、足にまとわりついて滑りが悪く着るとぴったりし過ぎて着るのに、とにかく時間がかかるのよ」と。 「さっきの全身タイツみたいに一体になっているんだけど、ファスナーはなく首の所から着ていくの」と説明してくれた。 「それって着心地はどう?」と質問を続ける。 「うーん、着てしまうとぴったりして少し締めつけられる感じ。そんなに着てしまえば嫌いじゃないかな」 私はその全身タイツを彼女が着たものを妄想し興味が湧いた。 「その全身タイツは今日は持ってないの?」と聞いてみる。 彼女は「カバンにあるよ、ほら」と出してくれた。 触らせてもらうと、なるほどゴムだ。 他にも招き猫の時着ていた厚手の全身タイツの予備も入っていた。 躊躇しながらも彼女にお願いしてみる。 「これって着てくれない?」 彼女は少し考えて「いいよ」と快諾してくれた。 何故、着て欲しいか聞かれたらどうしようかと理由を考えていたが、そんな必要はなかった。 さすがに目の前で着替えてくれとも言えず、寝室で着替えてもらうことにした。 「着替え終わったら教えて」そう言って寝室を出てリビングで待つ。 寝室から着替えている音が聞こえてくるたび、妄想が膨らみドキドキした。 彼女の着替えている姿や全身銀色のスーツに包まれた彼女の姿を想像していると股間が硬く大きくなってきた。 しばらくして寝室の扉が開き、銀色ののっぺらぼうが顔を出した。 私はソファから立ち上がり寝室へ。 彼女はマスクまで被り見えていないようである。 「どうして、マスクまで被っているの?」と聞いてみると、くぐもった声でこう返ってきた。 「恥ずかしくて…… マスクまで被っていたら少しはましかと…… 」 「見えるの?」 「ぜんぜん」 じっくりと銀色のマネキンとなった彼女の全身を舐め回すように見る。 大きな胸の先に勃起した乳首、お尻はぷりっとして、割れ目に食い込むようにお尻が銀色のゴムに覆われている。 頭は耳の形がゴム越しにも判り、ぴったりしていることがよくわかる。 顔は鼻のところが高くなっていて、鼻の穴に合わせて穴が開いているが、それほど大きくないので、呼吸する度に張り付いたり微妙な動きを繰り返している。 「触ってもいい?」 マスクの口元に凹凸が現れ「うん、ちょっとだけね」とくぐもった声。 どこを触られるか分からないので、彼女が体を強張らせているのが手に取るようにわかる。 大きく突き出し胸の先を指で軽く触れると「あぁぁ」と小さく声を出し脇をしめて後退りする。 それでも嫌ではなかったらしく、少し前傾姿勢で立ったまま触られるのを待っている。 今度は乳首を指で挟みながら、胸を鷲掴みにすると、先程より大きな声を出し、後退りしたがそこにはベッドがありそこへ背中から倒れた。 私はそのままゴムでできた銀色のマネキンの上に覆い被さり体のあちこちをゆっくり、そして優しく触り始めた。 彼女はすごく感じるらしく、色っぽい息遣いとなり、私に抱きついてきた。 私もそれに応え、強く彼女を抱きしめた。 「どう気持ちいいの」と私が聞くと、彼女は「わかるでしょ、聞かないで」と返した。 彼女の人とは異なる頭を撫でながら、ゴム越しにキスをする。 彼女の口は私を求めるようにゴムの下で動いている。 さらに強く抱きしめ彼女に再びキスをした。 その際、彼女の鼻の穴を塞いだようでキスの途中から彼女の息遣いが激しくなってくる。 キスをやめ、一旦彼女から降りて横に並んで必死に呼吸する顔を横から眺める。 かなり苦しそう。 「大丈夫?」私の問いかけに「うん、少し苦しかったけど、・・・・かった」後半は小声で聞き取れなかったが、察しがついた。 彼女は息苦しいことを好み、快感が高まるタイプだと。 ベッドの横にはカバンがあり、中にある厚手の全身タイツが覗いている。 私は全身タイツを手に取ると、横になりまだ息を整えている彼女の足から全身タイツを着せていく。 「え、なに」彼女の声が背中側から聞こえてきたが、それには答えずにどんどん着せていく。 彼女もなにをされているか察しがついたようだったが嫌がる素振りも見せず、されるがまま全身タイツを着せられる。 頭まで被せると仰向けに寝ていた彼女をうつ伏せにし、背中のファスナーを完全に閉めた。 するとまた彼女は私に抱きついてきた。 全身タイツに包まれ感触の異なった彼女を抱きしめ二人で布団に潜り込む。 疲れもあり包まれて安心したのか彼女は眠ってしまった、息苦しそうにしながら。 おしまい
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そして次の瞬間、背中に何かわらないが液体のようなものが乗せられる。 それはゆっくりと重力に逆らうことなく、アサミの足の方、下へ下へと向かってくる。 それは一度だけでなく何度も何度も。 だんだん背中当たりが重くなっていく。 背中いやほぼ体全部を覆い尽くした時、アキラから「しばらく動かないで!」と。 それに対してアサミは”ラップで拘束されたこの状態では、ほとんど動けないわよ”と心で返した。 次の瞬間、アサミの視界が急に暗くなった。 焦って体を動かしてみたが、どの方向にも全く動けなくなっててしまった。 アキラにどれ位こうしていれば良いのか、聞こうとした時、部屋の扉の閉まる音が聞こえた。 アキラを呼ぼうとアサミは大きな声を出したつもりだったが、前屈した状態では満足に声もだせず、遠くからテレビの音が聞こえてくると、いつ終わるとも分からないこの状況を受け入れるしかなかった。 一週間後、アサミは別荘にいた。 新しい着ぐるみの試着のために。 気が遠くなるほどの時間、前屈姿勢をさせられたのは着ぐるみの型を取るため。 アサミが苦労し、型取りまでしてできた着ぐるみはヤシガニ。 アサミの目の前に現れた青紫色をした通常のヤシガニから見れば異常な大きさではあるが、人が入れるとは到底思えないサイズ。 というよりは、普通に人が収まることができないように見えた。 ヤシガニの着ぐるみは関節部分以外は固く本物のヤシガニを再現してあった。 今にも動きそうなヤシガニの着ぐるみを恐る恐る触ってみるアサミ。 ”固い!”そして当然、動くことはない。 しかし、脅威を感じる大きなハサミは挟まれると、腕ごともがれてしまいそうだった。 ヤシガニの着ぐるみは腹部を取り外し、後甲から着ぐるみの中へと入るのだが、まず足を第1歩脚へと入れてその後前屈姿勢で上半身を着ぐるみの中へ頭から入れていけば、着ることができるとアキラが説明。 着ぐるみへの入り口は力を加えるとアサミの力でも簡単に広げることができた。 もちろん、着ぐるみについている第2歩脚以下他の脚は動かすこともできないただの飾り。 「着ぐるみを着る前に、頭から入ってみて」とアキラに言われ、アサミは上半身を着ぐるみの中へ入れてみた。 ハサミ脚はアサミの腕よりも長く、そのハサミの付け根辺りにマジックハンドの握りがついていて、それを握ると大きなヤシガニのハサミが動くことをアキラは説明したかったのだ。 あと、着ぐるみに入るのに、前のようにラップで拘束はしないが、その代わりこれを着るようにと、着ぐるみのインナーとしてヤシガニに合わせて青紫色のラバースーツを渡された。 アサミは抵抗なくそれを受け取ると、部屋へと着替えに向かったが、「ちょっと待って!着辛かったらこれ使って」とアキラがボトルを渡した。 アサミは不思議そうな顔をして受け取ると、部屋へと消えていった。 部屋へ入ると、アサミはラバースーツをベッドへと広げてみる。 妖艶でこれを着るのかと思うと、少しドキドキする。 裸になりラバースーツに足を通そうとするが、滑りが悪い。 その時アキラに渡されたボトルのことを思い出した。 「なるほどね、ローションで滑りを良くするのね」そういうとアサミは足にローションを塗り、ラバースーツに足を滑り込ませた。 このローションの意味は、滑りの悪さの解消だけではないことにラバースーツを着ていてアサミは気づく。 明らかにこのスーツは、アサミにとっては小さかった。 それでもローションのおかげで体はすべて青紫色のゴムに覆われた。 ラバースーツからの締め付けで興奮してしまったようで、乳首が勃起しその存在を主張している。 乳首だけではない、股にもスーツがしっかりと食い込み、割れ目がくっきりと現れていた。 アサミは気持ちいいと感じながらも、さすがにこれは恥ずかしいという気持ちが勝っていた。 その時、ドアがノックされる。 「どう?1人で着ることできる?」アキラの質問に条件反射的に「ハイ!」と答えたものの、とても部屋の外へは出ていけない。 仕方なくアサミは胸の上に垂れ下がるスーツと一体となったマスクを被る。 視界は青紫色一色となり、前が見えない。 おまけに呼吸はマスクと一体のホースからだけになってしまった。 著しく呼吸が制限されたこんな状況に陥りながらも、さらに興奮を高めてしまうアサミ。 アサミは自分のアブノーマルな一面を実感しながら、背中のファスナーを全部閉めた。 アサミは手探りで、ドアへと辿り着くとドアを開ける。 「おお!」とアキラの声。 そして「見えるの?」との質問に、全身青紫色になったアサミは声を出さず首を横に振る。 そんな視界の全くないアサミに、アキラが抱きついた。 びっくりして「わっ!」とアサミは声を挙げたが、抵抗はせずそれを受け入れた。 抱きついたアキラの手がアサミの体をなぞる。 ”気持ちいい!!”思わず声を出しそうになったがアサミは抑えたが、ホースからは吐息が漏れた。 「シュコー、シュコー」ホースから漏れる音がどんどん大きくなる。 立っていたアサミはいつしか、ソファに寝かされて、アキラに体を触られていた。 胸を愛撫され気持ちが乗ってきたところで、アキラの手が止まる。 「じゃ、ヤシガニ 着てみようか!」 すごく気持ちよくなっていたところ、”もう少しだけ”と言いかけたが、呼吸用のホースがアサミの言葉を奪っていた。 仕方なくアキラに誘導してもらいながら、ヤシガニの着ぐるみへ。 右足を軽く叩いて着ぐるみの中へ。 続いて左足、そして呼吸のホースを延長し、ヤシガニの中の外気へと繋がるチューブへと接続する。 チューブの先はヤシガニの触覚に繋がっており細かい穴が開いていて呼吸だけでなく、そこから音も聞こえるので、中のアサミに話しかける事ができる。 ただ、マスクの中でチューブを咥えたアサミは話すことはできない。 つまり、会話は一方通行。 前屈姿勢になったアサミの頭を押し込むのを手伝う。 着ぐるみの開口部はアサミに合わせて広がり、そしてその体をすべて呑み込んだ。 事前にハサミの説明をしていたので、マジックハンドの握りを操作し、ヤシガニのハサミが動くことを確認したあと、腹部を取り付け腹部を裏側へ回しフックで固定して完成。 ヤシガニの触覚に近づくと、アキラは「ハサミと脚を使って歩いてみて」と指示を出すとヤシガニはゆっくりと動き出した。 同時にアキラは早速スマホで、ヤシガニの動画撮影を始めた。 ヤシガニは不自然な動きで脚を動かすが、固いフローリングに脚をとられて歩くどころかその場でもがいている様にしか見えない。 ヤシガニとして見れば歩くこともできないのかと思うかもしれないが、このヤシガニの中には小柄な女の子が前屈姿勢で二つ折りになって、必死に手足を動かしているのだから歩くことができないのは当然のことである。 何度もトライするが、上手くいかない。 アキラはヤシガニを抱え上げると、カーペットが轢いてあるところへ移動させてやる。 今度は脚が滑らない分どうにかこうにか進むこはできたが、なんとも変な歩き方をしていた。 触覚からは荒い息遣いが聞こえる。 アキラはヤシガニを再び抱え上げると、ソファ横の大きなビーズクッションの上に反対向き、つまり脚が上になるように置いた。 アキラはヤシガニの腹部を固定しているフックを外すと、脚が密集しているその真ん中へと手を突っ込み、指を突き立てる様にすると、”ジュブッ”という音と共にヤシガニの体がビクッと動く。 そして、ホースから聞こえていた荒い呼吸は「ふー」と息を吐いた後、喘ぎ声に変わった。 アキラが指を突き立てた場所は、ヤシガニの脚の間から着ぐるみの中へと通ずる穴。 その穴の先にはアサミの充分に湿ったヴァギナ。 ラバースーツの股の部分はコンドーム状になっていて、容易にアキラの指を受け入れた。 指を突っ込み掻き回すようにすると、先ほどよりも大きな喘ぎ声を挙げて、固いヤシガニの脚をバタバタさせ始めた。 女性の力とはいえ、この固いヤシガニの脚が当たると痛いのでアキラは一旦指を抜いた。 そして、次の準備に取り掛かる。 ヤシガニの脚が暴れないように脚とハサミをロープで縛る。 脚が密集した穴には男性器を模したおもちゃを捻じ込んでいく。 アサミは少し抵抗したようであったが、それも長くは続かず、”グチュグチュ”と卑猥な音を立てながら、中へ入っていった。 それを外れない様に固定すると、スイッチを入れる。 途端に「あぁぁぁぁ!」と大きな声が響きわたり、ロープで縛り挙げられた脚とハサミが激しく動く。 それを離れて眺めるアキラ。 ビーズクッションの上ではビーズが上手く力を逃し、ヤシガニは虚しく左右に少し揺れるだけであった。 しばらくして、大人のおもちゃにも慣れたアサミに残していた設定”強”を味わってもらう。 さらなる快感の増幅はアサミのキャパをあさっりと超え、彼女に快感をもたらす。 「ああぁぁぁぁ ひふひふひぃふー!」 (「ああぁぁぁぁ いくいくいぃくー!」) ホースからは悲鳴に近い聞き取れない声が発せられた後、力の入って暴れていたヤシガニの脚は動きを止めた。 静かになったリビングにはなおも動き続ける大人のおもちゃの音が響く。 「あぁぁ あめあめ ほわへふゃふ あめー」 (「あぁぁ だめだめ こわれちゃう だめー」) 突然動き出したかと思うと、また悲鳴のような声を挙げて動かなくなってしまったヤシガニ。 しばらくそのまま様子を見ていたが、全く動かなくなってしまったので、大人のおもちゃのスイッチを切った。 触覚辺りに耳を近づけ、アサミの荒い息遣いを確認すると、アキラはヤシガニの脚を縛っていたロープを解いて、ソファに腰を下ろした。 やがて、ヤシガニの脚が動いた。 逆さまにされているので、脚は空を切る。 少し動いた後、脚の動きが止まる。 ヤシガニの中のアサミは逝ってしまい、意識を喪っていたのだろう。 動きを止め、今自分が置かれた状況が確認できたようで、ヤシガニの触覚から声が聞こえてくる。 よくは聞き取れないが、何か懇願するような感じであった。 その懇願があまりに長く続いたので、ヤシガニから出してやるとことにしたアキラ。 ヤシガニの腹部を外すと、開口部から熱気を感じる。 開口部を開いても、力が抜けてしまったアサミは自身で着ぐるみから出ることができない。 それを理解しているアキラはヤシガニに腕を突っ込み青紫色のラバースーツに包まれたアサミを引き出した。 顔をすべてラバースーツに覆われているため、表情こそ見えないが、呼吸用に突き出たホースからは涎が止めどなく流れ落ち、ぐったりしていることは見た目で分かった。 (ここでスレ住民からストップかかってます。完結させたいので作者の方twitterのDMか上にあるツール→管理者に連絡をいただければ書き加えさせていただきます。)
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試験 - 編集 2017-12-19 19 07 06 試験 - 編集 2017-12-19 19 07 15 着ぐるみ小説スレ9章943マーメイちゃんお願いします - 名無しさん 2017-12-20 23 01 42 マーメイちゃんってショーなのかな?明日でも加えます - 名無しさん 2017-12-23 22 36 58 人形遊びEX2の続編(続き?)が読みたいです。お願いします - 名無しさん 2018-01-14 13 16 32 探しましたがこれで終わっていました。 - 編集 2018-01-16 14 58 43 そうなんですね…(゜ロ゜; - 名無しさん 2018-01-19 11 45 22 以前読んだときにこれのあとにEX3(名前は違うかも)があっと思ったのですが、記憶違いかもしれないです… - 名無しさん 2018-01-19 11 46 39 すみません、EX3みつかりましたのでこれから作業に入ります。 - 編集 2018-02-15 14 08 05 終わりました。文章長すぎです。A(´▽`アセタラタラ - 編集 2018-02-15 14 56 43 ありがとうございます! - 名無しさん 2018-02-21 14 13 30 ティラノちゃんをお願いできますか? - 名無しさん 2018-01-17 12 14 35 十章の854からです - 名無しさん 2018-01-17 14 34 08 小説投稿BBSの方で再投稿されていますので終わったら入れます。 - 編集 2018-01-20 09 03 40 前にミカルディスという方が執筆していたピーチとアクアの話をお願いできますか? - 名無しさん 2018-02-06 17 41 44 1章から11章までログがない7章以外は検索かけましたが見つかりませんでした。わかる範囲で何年前くらいか教えていただけたらもう少し探してみます。 - 編集 2018-02-15 14 05 20 食品サンプルの着ぐるみ小説の投稿された小説はありますか。 - 編集 2018-02-08 14 20 56 食品サンプル系はほぼ出し尽くした感があります。 - 編集 2018-02-15 14 06 49 2009年頃の「クマ(・(ェ)・)」(←微妙に違うかも)が可能でしたらお願いします! - 名無しさん 2018-02-21 14 15 10 載せました。 - 編集 2018-02-22 14 51 42 5章か6章にあったプニケアのケアプラムの着ぐるみを着る話をお願いしたいです - 名無しさん 2018-02-27 12 01 13 探してみましたが、着ぐるみショーを語ったAV撮影のやつでしょうか? - 編集 2018-02-27 15 18 59 いえ、おもちゃ屋のイベントではじめに女の子が着てその後に男の子が着る話だったと思います。 - 名無しさん 2018-02-28 00 12 31 女の子の名前が春原さんだったかな? - 名無しさん 2018-02-28 00 14 58 園原さんだったかも - 名無しさん 2018-02-28 01 23 27 3~6章途中までいろいろキーワード検索かけてみましたが該当しませんでした。 - 編集 2018-02-28 21 55 53 プリキュア風着ぐるみのフェチ要素がつまった秀逸な作品だったと記憶している - 名無しさん (2019-08-06 00 52 11) 時系列順に目につく小説をコツコツとまとめた方が楽なのでは?なにか見落としてるような不安がする… - 名無しさん 2018-03-02 01 40 30 dollerシリーズお願いします - 名無しさん 2018-03-04 06 29 36 河童のスーツを来て、水族館?みたいなところでバイトするやつが - 名無しさん (2018-03-23 15 17 55) 変なとことで送っちゃいました。すみません。 - 名無しさん (2018-03-23 15 18 35) バイトするやつがあったと思うのですが、それが読みたいです。たしか途中からカップルみたくなるやつだとだったと思うんですけど - 名無しさん (2018-03-23 15 19 39) 着ぐるみやぬいぐるみに閉じ込められて、出られなくなったり、飼育されちゃう系のお話 - 名無しさん (2018-06-24 02 29 44) すみません、途中で送ってしまいました。そういう系のやつで、まだこのサイトにないものはありますでしょうか? - 名無しさん (2018-06-24 02 31 57) 封印や飼育はここ5年くらいの傾向なので変革期前後ならまだ未掲載なやつがあるかもしれません。 - 編集 (2018-06-26 08 03 17) いまさらだけど時系列順にまとめた方が楽だったのでは… - 名無しさん (2018-07-23 00 00 17) 第6章辺りの着ぐるみと言う皮モノに近いエロ施設のシリーズが読みたいです。 - 名無し (2019-03-13 00 16 43) 457-着ぐるみ囚人服-ですかね。結構長編っぽい - 編集 (2019-03-19 10 34 39) これもそうなのですが、双子のロリが出てきて最終的にお客さんが帰ったあとに、お互いで抜き合うみたいな話があったシリーズも欲しいです。 - 名無しさん (2019-03-20 10 04 02) 探してみましたが夢幻さんのシリーズですかね? - 編集 (2019-03-21 17 16 33) 朧気な記憶で申し訳ないのですが、多分そうだと思います。 - 名無しさん (2019-03-21 23 06 56) 第1章の後半(最後の方)にあったプリキュア風な着ぐるみ(キャラ名が、~ローズだったかな)の練習 - 名無しさん (2019-08-06 00 57 59) 着ぐるみショーの室内練習中に着ぐるみ着た先輩後輩女子にエッチなことされたりしたりする話お願いします。 - 途中送信してしまった (2019-08-06 01 01 35) 今ここの掲示板の遅れてやってきたバレンタイン、終わったら移してほしい。 - 名無しさん (2020-04-22 00 34 20) 了解しました。文章読んでどっか移しておきます。 - 編集 (2020-04-29 21 11 03) 移行あざます。これで読みやすくなった。ww - 名無しさん (2020-04-30 00 21 17) どこかの遊園地かテーマパークでクレオパトラが出てくるやつ。 - 名無しさん (2020-08-06 22 30 31)
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宅配便裏 それでもすぐに自分がドールであることを思い出し、まだ痛む腕を脱力してドールを演じる。 しかし、ダッチワイフを着せられる感覚に終わりの時間が近づいていることを知る。 ダッチワイフの中におさめられ、空気が歩美を圧縮する。 続いてダンボールによる呼吸の制限。 その後、男から荷物として宅配業者に引き渡される。 歩美は宅配業者に気づかれないように息を潜めていたが、疲れからかいつしか眠ってしまっていた。 気づいた時には雑居ビルの3階の部屋へ戻ってきていた。 すでにダンボールから出され、身体はダッチワイフのまま、顔だけが出されていた。 オネエの従業員にお疲れ様と声かけられる。 歩美はダッチワイフを脱ごうとするが、ダッチワイフの空気は抜かれおらず丸い手足では立つことも脱ぐこともままならない。 その姿は身体だけがダッチワイフになってしまった女性、合成写真のようでもある。 それでもなんとかダッチワイフを脱ぐことができた。 それでもその下にはラブドールを着ている。 歩美はラブドールの身体がリアルに造られているので、なんだかいやらしいと思いながら脱ぐ。 脱いだラブドールはシングルハンガーにかけてラバースーツのまま、シャワー室へと向かう。 シャワーを浴び、黒い第2の皮膚の上から自分の身体に触れることに快感を覚えている歩美は、いつもオナニーをしてしまう。 声を出すのをグッとこらえて、オナニーをするが洩れた声はシャワーに消してもらう。 シャワーの水をラバースーツの間に入れてやることでラバースーツは簡単に脱ぐことができる。 シャワー室で脱がれたラバースーツはオネエ従業員がきちんと手入れをしてくれる。 シャワーを終えた歩美は私服に着替え、今日の報酬をもらい駅へ。 今から大好きな彼氏の元へと足取り軽く向かう、楽しみの方が勝り眠気はどこかへいってしまった。 彼氏の家に着き、インターホンを押し、しばらく待ってみるが反応がない。 仕方なく合鍵で部屋へ入る。 寝室を覗くと彼が死んだようによく眠っていた。 相手をしてもらえないことに、ガッカリしてリビングへ行くと見慣れぬ物を発見。 それはテレビで見たことのあるウルトラマンの着ぐるみ。 手にとって見てみる。 歩美は自分の体に合わせてみる。 まるで自分の身長に合わせたように造られている。 歩美は彼が自分に着て欲しくて用意したと思った。 彼は以前から1日部屋で過ごすときはコスプレをして欲しいと歩美にお願いすることが多かった。 コスプレ衣装もいくつかあるが、歩美は気に入ったものしか着なかった。 今日は気分がいいから自分から着て驚かせてやろうと歩美は思った。 また、彼の喜ぶ顔も見たかった。 さて、いざ着ぐるみを着る上で歩美の長い髪を束ねる必要があるのだが、彼はコスプレするときはとことんこだわりがあったので、ウルトラマンの着ぐるみの近くの箱を探してみるとあった。 ラブドールの中に着ているような黒いラバースーツが出てきた。 それは全身を覆い肌の露出が一切なくなる。 普通の人なら驚くのだが、歩美には見慣れた代物。 ついさっきまで着ていた。 ただ、気になったのは呼吸ができるかということ。 ラバースーツの顔を光にかざすと目、鼻、口のところに細かい穴が空いていた。 顔を押し当てて確認すると、呼吸もできるし、よく見える。 鏡を見るとそこにはのっぺらぼうの黒い顔、近づいて見てみるが穴は分からない。 凄い、歩美は興奮している。 それにこのラバースーツを着て、ウルトラマンの着ぐるみを着るとかなりの拘束感が得られると考えるだけで、歩美のアソコは湿り始めていた。 歩美は自分が変態であるということを実感し、バイト以外で全身の拘束感を得られることにワクワクしていた。 早速、裸になりラバースーツに足を通す。 冬の朝に暖房の入っていない部屋に置かれいたのでよく冷えている。 ラバースーツは滑りが悪く、悪戦苦闘していると額に汗がにじんできた。 このラバースーツも歩美にピッタリであった。 いつの間に私を採寸したのだろうという歩美の疑問もラバースーツの締め付けでどうでもいいことにかわっていく。 髪を軽くまとめると体の部分と一体となったラバーマスクを被る。 目、鼻、口の位置を調整し、背中のファスナーを閉める。 歩美は姿見鏡に映る自分の姿をポーズをとったり、振り返ったりして見てみる。 そこに映るのは鈍い光沢を放つ黒いゴム人間。 このゴム人間が女性であることを大きな胸が主張している。 ゴム人間となった歩美は自分の身体を触り気持ちよくなり始めたが、ウルトラマンの着ぐるみのことを思い出す。 この格好のときに彼が起きてきたら、言い訳のしようがない。 もっともラバースーツを着て、その上からウルトラマンの着ぐるみを着ていても同じなのだが。 家具にかけられているウルトラマンの着ぐるみの足元には銀色のグローブとブーツが置かれている。 ウルトラマンの着ぐるみを着たあとで、これらを付けたらいいのかと一人納得してウルトラマンの着ぐるみに着替える歩美。 ちなみに歩美にとってはウルトラマンもウルトラの母も同じように見えている。 ウルトラの母の着ぐるみは中もゴムになっており、滑りが非常に悪い。ラバースーツの足を入れていくと、ギュギュッという音ともにそれ以上は入っていかない。 どうしたものかと考えていたが、このラバースーツの入っていた箱の中を探すと、箱の隅に棒状のケースのものが転がっている。 そのケースにはローションが入っていた。 これも彼が用意したもの。 いざ、ウルトラの母の着ぐるみを着ようとして着にくいと着てもらえない可能性が出てくる。 それを察して用意したのだろう。 ローションを手にとり、黒い皮膚に覆われた足に塗る。 そしてウルトラの母の着ぐるみに足を通すと、先ほどまで入らなかったのが嘘のようにスルリと入った。 両足とも着ぐるみにおさまり、お尻までしっかりと着ぐるみにおさめる。 股下辺りのシワを伸ばそうとして、自分の手がすでに着ぐるみの中におさまっている、自分のアソコに勢いよく触れる。 すごく感じる、いい気持ち。 ローションの滑りもあと押しして、クチュクチュと音を立てて自分のアソコをいじりだす歩美。 なんともいえない光景。 下半身がウルトラの母、上半身は黒いゴム人間。 立ったまま、前傾姿勢で右手は自分の股へ、左手は自分の乳首をいじりながら乳房を揉んでいる。 程なくして、歩美は必死に声を押し殺してイッてしまう。 そしてソファに腰かけ、息を整える。 しばらくしてようやく落ち着いてきた歩美はブーツを履き、着ぐるみの着替えを再開する。 腕にもしっかりとローションを塗ってからウルトラの母の着ぐるみに腕を通す。 スルスルと腕は通り、黒い皮膚のゴム人間の体はウルトラの母に変わっていく。 頭にもローションを塗るが、顔にはつかないように注意しながら塗る。 ウルトラの母の面の内側はスポンジが貼ってあるが、目、鼻、口の部分だけはスポンジに穴があいており、視界と呼吸を確保している。 その穴に合うように頭を滑らせながら着ぐるみの中へ。 この時点ではそれほど苦しくないが、背中のファスナーを閉めていくと面に顔が押し付けられて苦しくなってくる。 一回開けてみようかと思ったが時すでに遅く、いくら探してもファスナーのツマミが見つからなくなってしまった。 少し焦る中で、どこかでこのような感覚を味わったような気がする歩美であった。 自分で開けられないなら、彼に開けてもらうしかない。 グローブを装着してウルトラの母となった歩美は彼の寝室へと向かう。 視界の狭いウルトラの母は寝室に入ると彼にものすごく接近してまだ寝ていることを確かめる。 そして彼の布団へと潜り込む。 ある程度見当をつけて彼のイチモツを掴む。 さすがにそれにはビックリしたのか彼は飛び起きる。 部屋を見回すとリビングへ走っていく。 歩美からすれば、彼の行動がさっぱりわからない。 苦労して着ぐるみを着たのにぜんぜん喜んでくれない彼に対して怒りが込み上げてくる。 歩美は歩美で一人拘束プレイを楽しんでいたのだが、それは関係がないようだ。 腹が立つので脱ごうとファスナーを探す振りをする。 先ほど探したが見つからなくなってしまっただが。 そのときよりは幾分かは呼吸するのにも慣れていたので、着ぐるみを脱ぐのは少し残念だった。 それを見て彼はもう少しその格好でいて欲しいとお願いしてきた。 歩美ももう少しウルトラの母でいたかったので、変態と彼に悟られないように理由をつけて着ぐるみのままいることにした。 内心喜んでいた歩美は、ウルトラの母の姿で彼の朝食を準備する。 彼が喜ぶかと思い甘えみたりもした。 あまりにニヤニヤとしている彼に、今ならウルトラの母で何かすることで、高くて買えなかったブーツをおねだりしてみようと条件を出してみた。 このなんともいえない拘束感を続けたいと思う変態的な自分を隠し、欲しかったブーツの為に仕方なく着ぐるみを着ていることを演じる歩美。 歩美にとっては願ったり叶ったりであった。 彼がウルトラの母でして欲しいことは膝枕みたいな奉仕的なことと歩美は思っていたのだが、目の前に置かれたのはエナメルのセーラー服。 着ぐるみの上からコスプレをしろということ? 歩美は戸惑った。 以前、彼に着て欲しいとエナメルのセーラー服を出されたときは断ったのだが、実は彼に隠れて一度着たことがあった。 スカートで隠れるとはいえ、きわどいハイレグにとても着ることはできないと思った。 しかし、今は着ぐるみを着ている。 恥ずかしくないと思って引き受けた。 ところがウルトラの母の着ぐるみを着たまま、このエナメルのセーラー服を着るのはキツかった、サイズが小さい。 ハイレグ部分は歩美の股を突き上げ、割れ目をクッキリと浮き上がらせる。 この食い込みは歩美が少し動いただけでも、アソコを刺激し歩美を脱力させた。 豊満な胸もフロントファスナーを上げるのに苦労した。 もうこれだけで身体を縛られているような拘束感を得られた。 スカーフを結ぼうとウルトラの母の面に小さくあいた穴から覗き見るが、胸元がよく見えない。 おまけに慣れないグローブでうまくリボンが結べない。 少しイライラしていたとき、彼にお尻を鷲づかみにされた。 イライラが頂点に達した歩美は振り返り、じっと待つように注意しようとしたとき、ハイレグが食い込んだ歩美の股に彼の顔が急接近。 恥ずかしさとイライラで、彼にビンタと変態の一言を浴びせてしまった。 イライラしていたとはいえ、手を出すことはなかったかと少し反省した歩美。 大人しくなった彼にやり過ぎたかと反省する歩美。 そんな歩美の脳裏に以前テレビで聞いたことが甦る。 男性はチラッと見えるものに興奮すると聞いたのだった。 本当かどうかはわからないが、ミニスカートを好む男性が多いのもそれでなのかと思いながら、歩美はスカートの丈をわざと短くして履いた。 彼は先ほどよりも興奮しているように見えた。 歩美がこれでいいの?と確認する間もなく彼が飛びかかってきた。 もう着替えも終わっていたので、歩美は彼を受け入れた。 彼がエナメルのセーラー服の上から激しく胸を揉む、その度にハイレグの食い込みがさらに食い込み、歩美のアソコを襲う。 あまりに激しく胸を揉まれるので、ウルトラの母の着ぐるみを着ていても感じてしまい、吐息が洩れる。 彼のイチモツがハイレグの食い込みで浮き出た歩美のアソコをさらに攻める。 彼の荒い息づかい、ラバースーツ、着ぐるみの奥から聞こえる歩美の篭った喘ぎ声、そして彼のピストン運動で擦れるエナメルの音が部屋を占めていた。 歩美も気持ちよくなり声が大きくなり始めたとき、彼はイッてしまった。 まだ、呼吸の荒い彼がセーラー服を着たウルトラの母に覆い被さる。 歩美のアソコはもうぐちゅぐちゅになっていたが、満足はいっていない。 しかし、ブーツの為に彼を満足させることはできた。 買い物に行くため、セーラー服と着ぐるみを脱がせてと彼に催促する。 彼は少し寂しそうな表情を浮かべながら、セーラー服を脱がせ、着ぐるみのファスナーを開けてくれた。 ウルトラの母から顔出すと、まだラバースーツを着ているが、新鮮な空気を吸っている感じがした。 ウルトラの母を彼に引っ張ってもらいながら脱ぐ。 身体は動きやすくなったが、ラバースーツの中は汗といやらしい液で満たされている。 黒いゴム人間となった歩美になにか言いたげに見ている彼。 早くラバースーツも脱ぎたい歩美は彼にこれも脱がせてと言う前に、彼からもう一つお願いを聞いてくれたらバッグも買うと提案があった。 歩美が彼の前で以前からバッグが欲しいことをアピールしていた。 そこへ彼がうまく漬け込んできた。 ラバースーツの中は気持ち悪くなっているので早く脱ぎたかったが、バッグも捨てがたい。 結局、歩美は彼の何をするかもわからないまま提案を受け入れる。 彼がやりたかった事はラップによる拘束。 それも業務用ラップ、荷物などの荷崩れ防止用などに用いられる。 調理用のラップとは違い、しっかりときつく拘束ができると、ゴム人間となった歩美の体に説明しながら巻いていく。 それを聞いた歩美は始めは嫌だったが、約束もある。 そして何よりどれだけの締め付け感を味わえるのか、ワクワクし始めていた。 彼は力強く慣れた手つきでゴム人間をミイラのように拘束していく。 締め付け感は足元からどんどん上へと上がってくる。 歩美はドキドキワクワクしながら、ラップに巻かれる。 歩美は気づいてはいないが、股のところはラップはされていない。 首から顔へ、もしかして呼吸を制限されるの、と考えるだけで歩美のアソコは湿り始めていた。 歩美の期待にはそぐわないで、呼吸は確保されたがそれでもギチギチに拘束されたことで歩美のアソコからは絶え間なく汁が流れでていた。 これからどうされてしまうのかと、緊張しながら待つ歩美。 何やら股のところに違和感が。 その後、下腹部辺りを更に拘束される。 ソファに寝かされる。 これで終わりと思った瞬間、バイブ音とともに体に刺激が走る。 アソコになにかが当り、激しく振動している。 たまらなく気持ちがいい。 呼吸が早くなり軽い呼吸制御された状態に陥る。 拘束された上にアソコへの刺激。 快楽で身をよじる歩美であったが、ラップで拘束された体はほとんど動かすことができない。 快楽をどこへも逃がすことのできなくなった歩美は大声をあげてすぐにイッてしまった。 イッてしまってもなお、アソコへの刺激は続く。 すぐに次の絶頂が訪れる。 拘束された体を少し曲げ、声を出さずにイッてしまう歩美。 刺激はまだ続く。 もうダメかと思った時、刺激がなくなった。 そのままラップの拘束も解かれていく。 あのまま続くと危なかった。 歩美は気持ち良すぎて、意識を失う寸前だった。 ラップ拘束を解かれたが、体に力が入らない。 意識も朦朧とした状態で彼の手によってどこかへ運ばれる。 浴室で今日、彼と初めて交わる。 歩美は変態チックなプレイを彼と楽しめるなら、プレゼントは要らないかなと思うのであった。 もちろん今回約束したブーツとバッグは買ってもらった。 end...
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大学の夏休みの時のことです。 友人から電話があり、ある場所へ行ってほしいとお願いされた。 その日は非常に暑い日だった。 私は訳も分からず友人のため、指定された場所へ向かった。 そこは遊園地の従業員入口で名前を言うと友人の根回しがあったようで、すんなりと中へ通してもらえた。 間もなく女性スタッフがやってきて、ある部屋へと案内してくれた。 部屋の中には緑色をしたトカゲの様なものがいくつか吊られていた。 そして、部屋の中央の長机の前に並べられたパイプイスには、部屋に吊られているものと同じものを着た男性が腰部分までそれで覆われ座っていた。 私が「おはようございます」と少しビビりながらも挨拶をすると、「よろしく」と声が返ってきた。 女性スタッフは私に身長を尋ね、それに答えると部屋に吊られている緑色のトカゲの様なものを取り、私に手渡すとわからないことがあったら、彼らに聞いてと言い残すと部屋を足早に出て行った。 つまり、これを着ろということだろう。 近くの男性に話を聞くと、子ども向けの番組のイベントで自分たちは悪役であるトカゲの着ぐるみを着て、正義のヒーローにやられるという役まわりであることを教えてもらった。 確かに上座に座っている人だけはタイツのような衣裳で、いかにも正義のヒーローぽかった。 早速、渡された悪役のトカゲの着ぐるみを着てみることにした。 しかし、これがなかなか大変。 着ぐるみの素材が分厚く足が通りにくい。 それでも何とか履くことができたが、このクーラーのよく効いた部屋でも汗が噴き出していた。 「この着ぐるみ着るの大変ですね」と漫画を読み座っている男性に話しかけると、チラッとこっちを見て「全身着るともっと大変だよ、それに外はもっと暑いよ」と言うと、すぐに漫画へ視線を戻した。 ”え!これ着て外でやるの!?” 私の心はトカゲの様な着ぐるみを腰まで上げただけですでに折れてしまった。 座っておのおの自由行動だったが、時間がきたようで音楽が流れると、おもむろに立ち上がると着ぐるみを着始める。 慣れない私は手伝ってもらいながら、何とか腕が通った。 次に頭を入れると、汗の臭いと暑さが急激に増す。 目の前の暗闇の先に見える光を目指し頭を埋めていく。 体が着ぐるみの中に収まると、背中にある着ぐるみのファスナーが閉められていく。 「チョット待って、苦しい」私のそんな言葉は届かず、ファスナーは完全に閉じられた。 呼吸は若干苦しいながらも次第に慣れていった。 しかし、汗の量だけはハンパではなかった。 出番はまだ、ひと足先に正義のヒーローは舞台へ飛び出していった。 準備の出来た悪役トカゲは部屋で待機。 私は着ぐるみに包まれた体を触ってみたが、ほとんど感触がなく、これなら蹴られても殴られても大丈夫だと、変な安心をした。 その時、一番奥のドアが開いて別のトカゲが出てきた。 しかし、この部屋にいるトカゲとは色も大きさも違う。 明るい黄緑色をしていて、小さい。 そして何より細く見た目に華奢で、中身は女性であることは明白だった。 「よろしくお願いします」と挨拶をしたその声は女性、それに若い感じの声だった。 なぜか私はドキドキしていた。 そしていよいよ舞台へ。 舞台に上がると小さな覗き穴から、子ども連れの家族が多く見える。 ゾロゾロと登場したトカゲの後、最後にボストカゲである黄緑色をした小さなトカゲが登場。 子どもたちは正義のヒーローに必死に声援をおくっている。 トカゲのボスは下っ端のトカゲに指示を出し正義のヒーローを襲わせる。 次々に飛びかかる下っ端トカゲ。 戦闘を繰り広げた後、下っ端トカゲは床に転がる。 当然、私もやられて寝転がるがとにかく暑い。 エアコンの効いた控え室で、着ぐるみを着ただけで既にかなりの暑さだったのに、舞台は屋外しかも転がったところが悪く直射日光。 舞台に上がった時は多くの観衆を前に緊張していたこともあり、暑さをそれほど感じていなかったのだが今は全身の水分が抜けてしまうのではないかと思うほどの暑さを感じる。 そんな中での戦闘、倒されて少し経つと再び立ち上がり、ヒーローへと立ち向かうが、2度倒されると舞台裏へとはけていく。 こうして下っ端トカゲの役目は終了。 トカゲをすべて倒したヒーローはいよいよボスとの戦闘へ。 ボストカゲは小さな体ながら、機敏に動き戦闘を繰り広げるが、時間とともにはっきりと分かるくらい動きが鈍くなる。 それも当然だろう、自分たちは代わる代わるヒーローと闘い倒されて休憩できたが、彼女はそうではない。 演出上、次第にボスは劣勢になっていく。 最後は蹴られ殴られふらふらになったところを思いっきり放り投げられ、小さなボストカゲは舞台裏まで転がってきた。 その時「キャッ!」と近くにいた私には彼女の声が聞こえた。 その直後、遠くでヒーローの決め台詞と子どもたちの声援が聞こえてきた。 疲れ切った足取りで戻ってきたトカゲたちのファスナーをスタッフが順番に開けていく。 下っ端トカゲからは、汗をかいた男たちが、湯気と共に飛び出してくる。 ボストカゲはというと、パイプイスに座り頭を項垂れている。 スタッフはボストカゲのファスナーを開けることなく、ペットボトルにストローを刺して彼女の前に置いて控え室を出て行った。 私はトカゲの着ぐるみを腰まで脱いで、少し離れたところでその様子を眺めていた。 彼女はペットボトルのストローを着ぐるみの口の中へと入れると、ドリンクがみるみるなくなっていった。 もうすっかり着ぐるみを脱いで、シャワーを浴びに行こうとしている人を捕まえて聞いてみた。 「彼女かなり辛そうですけど、着ぐるみ脱がないんですか?」と。 答えてくれた人は「この後、握手会があるから脱げないだ。まぁ、彼女はいつも脱ごうとはしないけどね」そういうとさっさとシャワーへ行ってしまった。 確かに周りを見渡すと、ヒーロー役らしき人が、仮面を外して暑そうにうちわで自分の顔をあおいでいた。 トカゲの着ぐるみを着た彼女の横に座ってみると、トカゲの口からは大量の汗が滴り落ち、床に水溜りができていた。 その口からは辛そうな呼吸も聞こえてくる。 「大丈夫ですか?」思わず声をかける。 「はい!ありがとうございます」しっかりとした返事は返ってきたが、その声に元気はなかった。 でも、着ぐるみの中の彼女のことが気になり横に座って様子を眺めていると、別の人が声をかけてきた。 「彼女のこと気になるのか?」 「ええ、まぁ」私が返すと、その人は「実は俺たちも誰も彼女の顔見たことないんだよ」とだけいうとどこかへ行ってしまった。 そんなやりとりの後、スタッフがヒーロー役と疲れ切った彼女を連れて、会場へと戻っていってしまった。 彼女はあんな状態で大丈夫なのかといろいろ心配してみたが、自分が心配してみてと我に帰ると周りには誰もおらず、自分だけが着ぐるみを半分着たまま取り残されていた。 握手会場にヒーローが到着した様で歓声が聞こえてきた。 私もシャワーを終え帰る準備をしている時、ヒーローに支えられながら、小さなトカゲが戻ってきた。 子どもたち蹴られたのであろう、着ぐるみには土のついた足形がいくつも付いていた。 そのまま小さなトカゲは奥の部屋へと姿を消した。 部屋に入ると、鍵を閉める音がしたのを聞いた後、私は家路についた。 実は近くで小さなボストカゲを観察していて分かったことがあった。 それは彼女の着ぐるみだけはファスナーがないこと。 だから、控え室で着ぐるみを脱ぐこともできずひたすら堪えるしかなかった。 それを知っているスタッフは飲み物だけを差し出していたことも合点が行がいく。 そして、下っ端トカゲとは別室で着ぐるみに着替えていたことも。 彼女は誰よりも早くトカゲの着ぐるみに着替え、じっと出番を待ち、誰よりも遅く帰っていくのだろうと想像ができた。 初めはなぜ、彼女だけが別室で1人着替え、同じ女である私は男の中に放り込まれて着ぐるみを着なければいけないのか納得いかなかったが、彼女の大変さと諸事情でなんとなくだが、納得できた。 end 上へ